話し方すべて

発刊
2023年7月24日
ページ数
328ページ
読了目安
314分
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推薦者

話を上手にするためのコツ
会話が続く方法、人見知りでも会話を盛り上げる方法、あがらない話し方、伝わる話し方など、コミュニケーションに関するコツがまとめてられている一冊。

話をする上で、多くの人が悩みに感じていることが、解説されており、簡単に始められる解決策がたくさん載せられています。コミュニケーションに苦手意識を持っている人にとっても、使いやすいコツがわかり、役に立ちます。

話が続く雑談

会話をはじめるきっかけは「質問する」ことである。思わず会話が弾んでしまう人は心地いいタイミングで、相手が話したいことについて、スパッと質問をしている。人は質問をされると、それに答えようとする。そうすると自分のことを話す機会が増え、これが快楽を与える。話していて心地がいいのは「話すのがうまい人」ではなく「話しやすい人」である。

 

雑談は、話す「内容」よりも、楽しかったという「感情」が優先される。会話が続かない人は話す内容に重きを置いている。雑談は話題を見つける必要すらない。目の前の情報に触れるだけで十分である。話題は目の前に存在する。やるべきことは、目の前のものをよく見ることである。

 

質問ばかりしていると、尋問みたいになってしまうと思うかもしれない。特に話の内容が自分の気になるテーマだったりすルト、質問ばかりしてしまう。そんな時は、質問の前にひと言「フィードバック」を入れること。これが相手に対して「あなたの話、しっかり受け止めていますよ」というサインになる。フィードバックがあるだけで相手は受け止めてもらえた感覚をつかみ、心が明るくなる。そういう小さな一歩が相手との関係性を育てる。

 

世の中には、相手から話を引き出す天才的なコミュニケーターがいる。使っているのは自然な「接続ワード」である。

  • 「それで」「それから」=さりげなく話を進めるワード
  • 「ということは」「具体的には」=具体化して話を進めるワード
  • 「ちなみに」「なんで」=展開をつくって話を進めるワード

話を聞くのがうまい人は、自然に話が進んでいくワードを差し込んで話を発展させている。そのためには、相手の話に集中して聞く必要がある。会話は相手を軸に設計するとうまくいく。

 

人見知りでも大丈夫な初対面トーク

絶対に嫌われない、誰でもできる、超簡単な自然に声をかけるコツは「挨拶」である。先に声をかけて挨拶する人は、大概コミュニケーションが得意である。苦手な人は、声をかけられるのを待っている。

どうしたら自ら挨拶することができるか。そのためには、行動を小さく刻んで最小単位から実施していく。まずは顔を上げる。今度はニコニコしてみる。そして今度は誰かとアイコンタクトしてみる。軽く会釈してみる。行動が積み上がっていくことで、人とのコミュニケーションに慣れていく。

 

人は似ている人に親近感を抱く。初対面の人でも何か共通点を見つけると一気に心理的な距離が縮まる。ただ、会ってすぐに共通点なんて見つけられない。そこで、相手の話すスピード、声のトーン、表情、体の動き、といった言葉以外の「非言語」の部分を類似させる。まずは最初の10秒、相手を観察する。そして相手のペースに合わせていく。

共通点を見つけようとする時、「過去」や「現在」のことは、相手との共通点にならないことが多い。人それぞれ知識や経験も違うからである。しかし、「未来」のことは、まだ起こっていないので共通点にしやすい。

 

話すのが苦手な人には、次のような原因がある。

  1. 会話に慣れていない
  2. 会話自体に興味が持てない
  3. 何を話したらいいかわからない

話すのが苦手なのに、無理やり相手に話させるのはよくない。会話は「お互いにつくりあげていくもの」である。相手の話を聞いたり、自分のことを話したり、そうやって会話を共につくりあげていくのが最高の形である。

それを実現するのが「ME & YOU」という手法である。「私は◯◯。あなたは?」という会話の流れである。先に自己開示してもらえると、相手も話しやすくなる。会話に慣れていない人は「こんなことを言っていいだろうか」など常に不安を抱えている。そのため、まず話のネタがテーブルにのっている方が安心する。

 

むしろ話さない方が好かれる。人は、自分の話をちゃんと聞いてくれる人に親近感を持つからである。会話では聞き方の方が重要である。話し手に「自分の話をちゃんと受け止めてもらっている」という温かい気持ちを与えることができるからである。だから、無理に話さなくても相手の話に「オウム返し」をするだけで、十分会話は盛り上がる。

ただ、やたらとオウム返しをされると「本当に聞いている?」と疑う人もいる。そこで「ただ繰り返す」「一言入れてから繰り返す」「繰り返してから一言入れる」といった、色々なパターンを取り入れる。