ブルネロ・クチネリCEO
カステル・リゴーネ(ペルージャ市)の農家に生まれる。1978年カシミヤを染める小さな会社を設立し、当初から「経済的倫理的な側面における人間の尊厳」を守る労働という理想を掲げる。
1982年以来、ソロメオ村は彼の夢を実現する場所となり、人文主義者として、また企業家として、数多くの成功を生みだす工房となる。3年後、村の崩れかけた城を買取り、そこに彼の会社を置く。
2000年会社の成長に伴う生産施設増設のためにソロメオ村近郊の工場を買い取り、改修。情熱を持ってソロメオ村の修復に取り組み、文化と美と出会い捧げる「学芸の広場」を建設する。2012年ミラノ証券取引所に上場。同年ソロメオ村に「職人工芸学校」創設。その「人間主義的資本主義」によりイタリア国内外から数々の勲章や権威ある賞を受けている。
イタリア共和国労働騎士勲章、ペルージャ大学哲学・人間関係倫理学名誉学位、キール世界経済研究所経済賞、イタリア共和国大十字騎士勲章など。