「楽しそう」を最強のアピールにする
とにかく楽しそうに働く。その姿を、まわりや上司にアピールする。「やりたい仕事をやると、こんなにご機嫌に働くのか!」そう思ってもらえると、楽しい仕事を振られたり、任せてもらえるようになる。
楽しそうにすることは、「この仕事がやりたかった」という、まわりへのアピールになる上に、チャンスをくれた上司に対して、感謝を伝える意思表示にもなる。与えられた仕事に対してポジティブなフィードバックを返すと、それがいい循環を生む。
「雑務」こそチャンスに変える
誰にでもできる仕事の中に、自分にしかできない仕事に変えられるものがあることがある。退屈な仕事でも、自分で考え、工夫をこらし、まわりを喜ばせることができたなら、それは立派な「自分にしかできない仕事」になる。
小さな仕事でも、誰かが必ず見ていてくれる。誰かが評価してくれる。どうすれば「よくある雑務」を「自分の仕事」にできるのか。その問いが、仕事を面白くする。
「まだ早い」をあざとく使う
「もう少し力をつけてから」と言い続けて、憧れの仕事や興味のある仕事を先送りする人がいるが、これはもったいない。どれだけキャリアを積んだところで「よし、十分、力がついた」とはなかなかならない。
ダメ元で無謀なオファーや挙手をして断られたとしても、そこには「相手の記憶に残る」というメリットが残る。そこでは実を結ばなくても、「あの時声をかけてくれた◯◯か」と記憶に残り、これが案外、後につながる。経験が足りないことは、裏を返せば「なにかと許される」特権になる。
合理的最強ツール「ホウレンソウ」を使い倒す
「ホウレンソウ(報告、連絡、相談)」はこまめな方がいい。特に「報告」はマストだ。共有すべきは「進捗状況」と「優先順位」。これには理由が2つある。上司を不安にさせたり、文句を言わせないため。上司の上司に文句を言わせないためだ。進捗が見えないと、上司は不安になる。不安に駆られた上司は束縛しにかかる。そんな環境では、思うような仕事はできない。
相談のゴールは「解決」にする
悩みについての相談を、ただの愚痴やストレス発散で終わらせず、根本から解決したいと思っているなら、相談相手の選び方から変えてみる。「話を聞いてほしい人」ではなく「その問題を解決できそうな人」を選ぶのだ。
相談の目的は、問題解決。悩んだ時はまず「どうすれば今の問題を解決できるか」を考える。そして、「誰にアクションを起こせば問題が解決するか」を考えて、これが叶うキーマンに相談する。
「すぐやる人」が結局残る
仕事というのは返事に限らず、どんな時も先延ばしせず「すぐやる」ことでずいぶん差がつく。これは断る時も同様だ。タイミングを見て「もう一度頼みたい」と思われるか、「二度と連絡してやるもんか」と思われるか。すべては「すぐやるかどうか」で決まると行ってもいい。
仕事は全部、縁から始まる。たとえその時はご一緒できなくても、この先何があるかわからない。だから、自ら縁を切らないコミュニケーションを心がけるべきである。
会議は「事前準備」で勝つ
組織の中の「その他大勢」から抜け出し、やりたいことを手にするチャンスは「会議」にある。「やるな」「面白いやつだ」と一目置かれ、決定権者に存在感を見せることが、その他大勢から抜け出すカギになる。
会議で一目置かれる人になるには、何より準備がものを言う。この時大事なのはまず、その会議で決めなければならないもの、先送りができるもののスケジュールと優先順位を把握した上で、次の準備をすることだ。
- 想定質問を用意して、よどみなく答えられるようにしておく
- 必要になりそうな資料はあらかじめ用意する
- いつ振られても答えられるようアイデアを持っていく
- 前回の会議で話題に出たことは、調べて次の会議に持っていく
「他人の成否」を予想する
仕事で成長したかったら、「正しい努力」をしないといけない。「正しい努力」をするには、まず、1つ1つの仕事に対して「こうじゃないか」と仮説を立てて、頭の中でそれを組み立てるクセをつけるのがおすすめだ。
仮説のないまま無闇に走ると、経験が積み上がらない「悪い努力」になってしまう。仮説を立てて実行し、実行したら検証する。ズレていたら修正し、ピッタリなら、成功の引き出しにストックする。
一番成長しないのは、仮説を持たず、言われた通りの仕事をただぼーっとこなすことだ。