ミスを「成果」に変える──命綱を作っている女性社長の仕事術

発刊
2019年9月6日
ページ数
208ページ
読了目安
213分
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推薦者

ミスを減らす基本
オフィスワークでもミスを防ぐ仕事の進め方が必要である。建設用の防災用具メーカーの代表が、より良い製品をつくるために行なっているミスの減らし方の基本を紹介しています。

ミスはなぜ起こるのか

ミスには次の理由が潜んでいる。

①油断=気を緩めて、注意を怠ること
②慢心=驕り高ぶること。また、その心
③過信=価値・力量などを実際よりも高く考え、信頼しすぎること

人間は知らず知らずのうちに、これら様々な要素を絡み合わせ、それがミスという結果を引き起こしてしまう。この知らず知らずという状況に陥らず、自分を知ることができたらミスは自然と減っていく。

自分は人間だから、ミスを起こしやすい生き物なのだと自覚をすることが大切である。謙虚さを持てば、慢心、過信する気持ちも抑えられる。

ミスの芽を摘む仕事の進め方

①報連相
ビジネスの基本である「報連相」を思い出し実行する。

・報告:その仕事に関わる人同士で情報共有することで、ミスの芽を発見しやすくなるだけでなく、お互いの情報によって、その仕事全体をより良い成果に結び付けることが目的である。

・連絡:大切な連絡はとにかく「即」が鉄則。「後で」という選択肢を持たない。

・相談:誰かに相談すれば、経験値が2倍以上の判断になる。

②足を運ぶ
デジタル一辺倒になりがちな昨今だが、足を運ぶことでしか得られないことがたくさんある。仕事とは人間と人間のつながりの上に成り立っている。ネットで済むと思うようなことも、実際には足を運んで目を見て会話をすることで、もたらされるものが多々ある。

③確認する
不安を感じた時点で、確認しておくことは必須である。目先の心情に捉われることなく、先の目的と結果をきちんと想像して仕事に取り組めば、「分かったふりをして確認しない」というようなリスクは負えなくなる。

④重要なことはダブルで確認する
効果のあるダブルチェックは、目を変えること。一人だけで複数回確認するよりも、目を変えて新しい意識で確認することは、それぞれの責任感、緊張感で、より正確な確認ができる。

⑤記憶に頼らない
やらねばならないことが入ったら、迷わず「すぐやる」ことを原則とする。すぐに実行してしまえば「忘れた」ということは起きないからである。もし後でやるしかない場合でも、忘れないように必ず書き残すこと。

⑥コミュニケーションを取る
報告、連絡、相談などどれも簡単なことで、ほんのちょっとの行動だが「まあ、大丈夫か」と自分の中で結論付けてしまう人がいる。それは潜在的に「人間関係の薄さ」が原因である。相手の反応が想像できずに億劫になる。お互いの信頼が生まれるには、顔を合わせたコミュニケーションを取ることが第一歩である。

⑦感情的にならない
感情的になると、物事の本質を見失いやすくなる。

⑧時間と心の余裕を持つ
リスクを顧みず仕事をすればするほど、リスクが高くなる一方だから、決して慌てることなく、少し落ち着く間を持つ。

⑨一手間の工夫で大きなミスを防ぐ
いつものやり方に捉われることなく、想像力を働かせ、もっと良いやり方はないのか、模索してみる。

ミスを成果に変える

ミスを起こした場合、原因解明はもちろんのこと、何よりも大切なのは二度と繰り返さないための改善を必ず実行することである。ミスはこれからの仕事の成果を上げるチャンスでもある。ミスが起った原因には改善しなくてはならないポイントがたくさんある。こうすればよかったと思う点を、1つ1つテーブルに載せ、1つ1つ潰していくことである。