強みを見つけて伸ばすことが大切
一人一人の才能や強みを見つけ伸ばし、活かすことこそが人事においては最も大切である。但し、その人が持っている才能を引き出すということは簡単ではない。
才能を引き出すには、才能が開花する「環境をつくる」ことが必要である。大きな仕事を任せたり、対話によって背中を押してあげたりするなど、その本人が自分の強みを引き出せるような環境をつくることで才能が発揮されやすくなる。そのためにまずやることは、メンバーの強みを見つけること。リーダーがメンバーの強みを見つけるだけでなく、リーダー自身が自分の強みを見つけ、メンバー自身が自分の可能性に自ら気づけるようにすることが「才能開花」への第一歩となる。
強みを活かすためには、まず弱みを認める
リーダーも成果を出す人ほど、自分の強みと弱みをまず自ら認識することから始めている。あくまで成果から考えて、自分という資産をどう使うのが最も大きな成果につながるのかを考える。
自分の弱みを認めると、メンバーの強みに注目し、期待をかけることができるようになる。これは組織成果のために自分の弱みを埋める方法を考えるからである。メンバーでもリーダーでも、自分ができないことを認めて、できるメンバーに任せた方がチームとして力が発揮できる。適材適所で最も重要なことは、その仕事を行った時に「一番成果を出す人に任せる」ことである。
強みを知る方法
自分の強みを知るためには、自分で整理する方法と、他者から教えてもらう方法がある。自分の強みに向き合う時には、この両方からの視点でのやり方を知っておいて多面的に整理するのがよい。
①大切にしている価値観を問う
価値観を書き出せば、個性が発揮されているシーンがいくつも出てくる。それが、他の人にはない自分だけの経験であり、強みの源泉になる。
②楽しい瞬間を聞く
楽しい、嬉しいなどと感じる瞬間を言葉や文字にしてもらうことで、その人の価値観がわかる。
③「ストレングス・ファインダー」という自己診断ツールを使う
※参考書籍
<a href=”http://www.bookvinegar.jp/book/10241/>http://www.bookvinegar.jp/book/10241/</a>
サイバーエージェントでは、月に1回、リーダーがメンバー1人1人と面談する「月イチ面談」を推奨している。面談のポイントは「先月の成果を振り返ること、今月の成果のための作戦を話すこと、時々は中長期のキャリアを聞くこと」という3つを聞くこと。これを定期的に聞くことで、上司と部下の間に相互理解が生まれ、共通項が増える。これを続けて行くと、お互いの好きな考え方や得意なことも理解できるようになり、強みが見つけやすくなる。
強みを伸ばす方法
①情報を発信するSNSでもブログでも、情報を発信する人は、自分の強みを発揮するチャンスが多く寄ってくる。情報発信のポイントは3つ。
・とにかく文字にして、自分の言葉で表現すること
・他人からのリアクションがある場で行うこと
・趣味など仕事以外の自分も書くこと
②言葉の開発をする
記憶に残るような、人を動かす言葉を創ること。印象に残る言葉にすることができれば、聞いた人の記憶に残る可能性が高まる。
③とにかく意思表明をする
意思表明をすれば、肯定する意見か否定する意見が、必ずもらえる。自分の脳で考えるだけでなく、他人の脳を借りたフィードバックが得られる。