小倉 昌男(おぐら まさお)
ヤマト運輸元社長
大学卒業後、父・小倉康臣氏が経営する大和運輸(現・ヤマトホールディングス)に入社。入社後半年で肺結核を患い4年間の入院生活を送る。退院後静岡県の子会社の再建を手がけたのち本社に復帰し、1961年に取締役となる。
1971年、康臣氏の後を継いで社長に就任。1976年、オイルショック後に低迷していた大和運輸の業績回復のため、『宅急便』の名称で民間初の個人向け小口貨物配送サービスを始めた。サービス開始当時は関東地方のみだったが、その後、配送網を全国に拡大し、ヤマト運輸(1982年に商号変更)が中小の会社から売上高一兆円の大手運輸会社に発展する基礎を築く。1987年、会長に就任。
1995年に会長を退任後は、ヤマト福祉財団理事長として障害者が自立して働く場所作りに取り組んでいた。2005年逝去。
学歴
1947年 東京大学経済学部(旧制)卒業
職歴
1948年 大和運輸(現・ヤマトホールディングス)入社
1961年 同社取締役
1971年 同社社長 就任
1987年 同社会長 就任
1995年 同社会長 退任、ヤマト福祉財団理事長
2005年 逝去