プロダクト解析
人間の価値は見た目だけでない。しかし、見た目が相当重要なファクターであることは事実。自分を商品と考えた時、見た目はパッケージにあたる。顔が商品でありブランドである。商品である自分を査定するために5つの判断基準がある。
①見た目
②経済力(仕事)
③学歴
④居心地(人柄)
⑤相性(個性)
自分という商品が本質的に提供しているサービスが、どんなものであるのかを知ることが、マーケティング戦略の基礎である。自分がブスだと受け入れ、一度思い切って自己評価をゼロにすれば、具体的に武器として何を装備していくべきか考えられる。
武器を増やすこと
現実的な努力をし「私」というブスの商品価値を上げること。何もしていないブスはまず勉強である。ブスが勉強を頑張らなくてはいけない理由は3つ。
①自分に自信をつけるため
②パートナー探しにつなげるため
③経済力をつけるため
ブスは土俵に上がれる確率を1%でもコツコツと上げていく必要がある。なので、自分の得意分野を磨き、1つでも多くの武器を身につけること。
●ブスが身につけるべき武器
料理、裁縫、美しい文字、マッサージ、掃除、お金の管理、語学
●ブスが伸ばすべき特性
素直さ、ほめ上手、ニコニコしている、子供好き、音楽好き、気遣いができる、愛情表現をよくする
総合点を上げるという以上に「話しかけられやすいブス」という武器は、汎用性があり、どんな市場でも通用する鉄板の武器と言える。ポイントは3つ。
①いつもニコニコ感じよくしている
②否定的、批判的態度を表に出さない
③洋服や髪型で清潔感を保つ
合コンでPDCAをまわす
多くの人が、合コンを「彼氏候補との出会いのため」と考えているが、それは違う。ブスにとって一番大事なのは「市場調査」である。合コンは店頭である。商品は店に出してこそ、真価がわかる。場数をこなすほど、セグメンテーションの精度が上がり、商品の質を高めることができる。
①合コンのプランを立てる
②合コン実行
③合コンでの振る舞いや相手の反応をチェック
④反省を次の合コンに活かす
完璧に作り込んで市場に出すのではなく、試作品をまずは市場に出して学習する。トライ&エラーの繰り返しによって商品の精度を上げていく。ブスの一番ダメな点は、行動しないことだ。失敗前提で行動し、そこから必ず何かを学ぶこと。
自己紹介のテンプレを準備する
ブスだけれども、一対一で話してみたいと思わせるためのきっかけを、15秒で作れるかどうか。大事なのは、具体的な趣味を言うことだ。
「散歩」→「高円寺を散歩」
「音楽」→「下北沢へライブを観に行くこと」
ブスなのだから、そもそも相手はこちらに興味がない。「ブスの散歩」には興味がなくても、「ブスの高円寺散歩」であれば、高円寺が好きな相手に話しかけてもらえる可能性がある。
居心地のいい人になる
基本的に合コンでは傾聴の姿勢をとる。聞かれてもいないのに、ブスが自分のことを話してはダメだ。興味のないブスの話など聞きたい人間はいない。でも、褒めてくれるブスとは一緒にいてもいいと思う人はいるかもしれない。人は何に対して居心地がいいと感じるのか。
・自分の話を聞いてくれること
・会話が途切れないこと
この2つを初対面で無理なく自然にできたら、100%の確率で「居心地のいい人だな」と思ってもらえる。