勝負で大切なこと
①恐れないこと自分にとって必要でないものを見極めたうえで、決断しながら不要なものを捨てていくことが、恐れないことにつながる。
②客観的な視点を持つこと
審判のように中立的に見ること、他人事のように見ることが大切である。
③相手の立場を考えること
状況を良くしたいときに、自分にとって一番都合の悪い手を考えること。
次の一手の決断プロセス
①直感~カメラのピントを合わせるように2~3の可能性に絞る大雑把に全体像を把握する→明らかにマイナスにしかならない選択肢を捨てる→違和感がないかチェックする→どこが急所なのかを瞬間的に選択する。
②読み~次の手をシミュレーションする
その手が良いのか悪いのか、どこで読みを打ち切るかという、2つの判断が大切。読みの力をつけるには、自分が選ばなかった選択肢を、可能な限り検証することだ。
③大局観~全体的な方向性や方針をつかむ
全体を見渡す、上空から眺めて全体像がどうなっているかを把握する。
直感、読み、大局観を使っても次の手の選択に迷うときは、先の展開をいくつか比較して、それが自分のスタイルや好みにあっているか、状況にマッチしているかを加味して決断する。
結果を左右する3つの要素
①ツキや運ツキや運、つまり流れやバイオリズムはたくさんの要素があり、一定のところにあるものではなく、複雑に絡み合って変化し続けていくものである。ツキや運を呼び込むには、「ツイている人の真似をすること」が基本的セオリーである。
②プレッシャー
人間は弱いもので、結果が出るかでないか微妙な状況にならないとプレッシャーを感じないものである。つまり、プレッシャーがかかっているときというのは、山登りに例えると、もう8合目のいいところまで来ている状況だ。自分の状態を俯瞰し、最後の段階まで来ていると思うようにして、プレッシャーをポジティブに捕らえることが大切である。
③ミス
ミスは必ず犯してしまうものであり、対処法が大切となる。5つの対処法は下記のとおりである。
1 まず一呼吸おくこと
2 現在に集中すること
3 優劣の判断を冷静に行うこと
4 能力を発揮する機会だと捉えること
5 すべてに完璧さを求めないこと。自分の可能性を広げるチャンスだと、とらえること。
そして、ミスしたときは反省はしても、後悔はしないことが大切である。
無謀ではないリスクのとり方
①リスクは小出しでとる。②リスクをとると、ある程度の確立で失敗するという前提、覚悟を持つ。
③リスクをとること自体の快楽におぼれない。
④結果だけでなく、納得できるかどうかの評価基軸を持つ。
⑤時代や環境に合わせてリスクをとる。