一枚の紙で夢はかなう

発刊
2018年2月24日
ページ数
192ページ
読了目安
123分
推薦ポイント 6P
Amazonで購入する

Amazonで購入する

夢をかなえるシンプルな方法
シスコシステムズの執行役員が、夢を叶えるためのシンプルな方法を紹介している一冊。紙に書いて、習慣化するだけで、夢はかなうと説いています。

紙に書くことで夢はかなう

夢の実現に必要なのは、類まれな才能でもなく、苦しい努力でもなく、単なる運命や幸運でもなく、自分自身の夢に対する思いをどれほど意識的に、かつ具体的に描けるかである。

「紙に書く」という行為は、その思いを最大限に引き出し、自らの行動によって夢を計画的に実現させる非常に有効かつ現実的な方法である。

スタンフォード大学の調査では、目標を書く習慣のある人とそうでない人の平均年収には9倍の差があったという。普通の人間でも「紙に書く」という習慣を継続するだけで、仕事だけでなく、人生における夢を実現できる。

「紙に書く」ことが夢を実現する5つの理由

①思いを整理する
「紙に書く」ことは、本当の自分の考えや思いを整理し、正しく自分自身を理解できるという効果がある。自分の漠然としていた思いを整理し、客観性を帯びた明確な指標を与えてくれる。

②本当の自分を知る
「紙に書く」ことは、他人に聞く代わりに、自分自身に自問自答することになるので、本当の自分の思いを客観的に理解するのに役に立つ。

③夢を「具体化」する
夢が夢で終わってしまう理由の1つは、夢を漠然としたもののままにしているため。夢を現実にするためには、夢の中身を具体的に記述すること。

④潜在意識に刷り込む
夢を書き出すことによって、自分の潜在的な能力を引き出し、努力や意思ではなく、無意識の内に目標に向かって行動できるような状況を作り出す。

⑤行動が変わる
「紙に書く」ことにより、その夢や目標に対する自分の意識が高まり、目標に近づくあらゆる情報に敏感になり、結果として行動が変わっていく。また、刷り込みの結果、この行動が無意識の内に行われるようになる。

「紙に書く」5つのステップ

①夢の準備をする
・紙を用意する、あるいはお気に入りの手帳を選ぶ
・手帳とモバイルを使い分ける

②自分を知る
・価値観(行動規範)を明確にする
夢の計画を立てる前に大事なのは、本当に自分が何をしたいのか、どうなれば幸せを感じる人間なのかということを、自分自身に本気で問う。自分が人生において特に大切にしている言葉を書き出し、優先順位の高い順番に並べる。

・死ぬまでにやりたいことリストをつくる
厳密に期限を設ける必要はない。思いつくまま、リラックスして書く出す。

③夢を描く
・夢のリストをつくる
あまりに日常的な目標ではなく、考えられる限り大きな、自由な発想で、普通では諦めてしまうような夢を思い描く。そして、具体的に表現してみる。希望的な表現ではなく、断定的な表現にし、期限を決める。

・未来年表をつくる(10年計画)
まずは重要と思われる指標=マイルストーンを考え、時期を決めていく。さらに実績の欄を設け、定期的に進捗を評価する。

・1年後の自分を描く(年間計画)
「夢のリスト」以上に具体的に表現する。

④モチベーションを高める
・目標の実現に役立つ日課を決める
継続するために、あまり難しい内容にしない。

・パーソナルページをつくる

・スケジュールを埋める
自分の夢を実現する時間として、あらかじめ予定を手帳に埋めてしまう。

⑤リマインドする
・毎日見返し、目標を達成した場面をイメージする時間をつくる

・適時修正する
長期にわたる計画は、適時、修正をかける。但し、 10年後の最終ゴールだけは変えない。