整えるだけでうまくいく! すごい仕事術

発刊
2026年4月28日
ページ数
174ページ
読了目安
204分
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推薦者

気合いや根性に頼らずに仕事を回す方法
とにかく仕事に追われて忙しい状態では成果は出せない。
自分の状態や職場の人間関係、仕事の仕組みを「整える」ことで、「余裕」や「余白」を生み出し、パフォーマンスを高めるというメソッドが紹介されています。

仕事に追われる前に、まずは「整える」ことに注力し、仕事のやり方を見直すための様々なコツが書かれています。とにかく時間がなく、仕事が忙しいという人が、現状を見直すために役に立ちます。

「整える」ことが成果を生む

人を最も苦しめるのは「能力不足」でも「やる気の欠如」でもなく、「余裕のなさ」である。余裕がなくなると判断は鈍り、人に頼れず、最後は自分を責め始める。

余裕は、「整える」という考え方で、意識して取り戻さなければならない。頑張り続けるのではなく、気合いで乗り切るのでもなく、まず「自分と職場を整え直す」こと。この順番を間違えなければ、人は無理をしなくても成果を出せるようになる。

 

自分を整えようとする時、多くの人は「仕事をしながら整えよう」とするが、それでは遅い。仕事は仕事を始める前から始まっている。身体を整えること、自己投資をすることで、仕事が捗るようになる。疲れたまま仕事に入れば、判断ミスが増え、ミスのリカバリーで余計に残業が増えることにもなる。

令和の働き方で生産性を左右するのは「頑張りの総量」ではなく、「整っている時間の長さ」である。労働の質を高めるために「まずは整える」ことが、成功するための働き方のスタンダードである。

 

心身を整える

・7時間睡眠を最優先事項にする

睡眠不足では高いパフォーマンスは発揮できない。先に7時間の睡眠時間を確保し、1日17時間だと思って、仕事の予定もプライベートの予定も組む。

 

・腸を整える

腸には体内の約70%の免疫細胞が集まっていて、腸内環境が整うと、感染症や炎症の予防、老廃物の排出、メンタルの安定などにつながると言われている。腸内環境が乱れると、免疫力も集中力も生産性もも大きく後退する。効果的な腸活の方法は以下の通り。

 

・「ながら運動」で疲れない身体をつくる

運動は、仕事のパフォーマンスに大きく影響する。運動を手軽に習慣化するためには、3分程度でできる内容で、既に習慣化している他の行動と掛け合わせると良い。

  • 歯磨きしながらスクワット
  • エレベーターを使わず階段で上がる
  • テレビを観ながら足上げ腹筋
  • 通勤中の早歩きなど

 

・五感に良い刺激を与える

心地良かったことを増やし、心地良くなかったことを減らす。即効性のある対策が五感に良い刺激を与えることである。

  • 嗅覚:香りで脳を瞬時に切り替える
  • 視覚:苦手な人を意図的に視界から外す
  • 触覚:人差し指でおでこを押す
  • 味覚:おやつにゼリーを食べる
  • 聴覚:メンターの名言や感謝の言葉を発する

 

人間関係を整える

相手の出方に応じて、自分の対応を使い分ける。大事なのは、相手のペースに飲み込まれず、同時に自分のペースを押し通さないことである。「一歩引くか、一歩出るか」の使い分けだけで、無駄な衝突が減り、チーム全体の空気もスムーズになる。感情で反応せず、相手のペースに合わせて変えることが、ストレスなく人間関係を回すスキルである。

 

・相手が剛の人の場合

職場では、勢いよく出てきたり、怒りをぶつけてくる相手こそ、静かに受け流すのが賢明である。否定や責めの言葉には反撃せず、まず事実だけを見る。

  • 相手の主張や圧を受け止めて流した後、冷静な資料・代替案で主導権を握る
  • 反論せず、相手の感情が落ち着いた後で、事実と改善策を提示する
  • 相手の「急ぎ圧」を条件に転換し、ペースと範囲を握る

 

・相手が柔の人の場合

「いつまでにやろうか?」と言って、一歩前に出てテンポを上げる。

  • 淡々と事実で語る
  • 境界線(リミット)を宣言する
  • 静かにNOを伝える

 

職場で苦手な人がいる場合には「応援してくれる人が9割」の考え方をする。「好意の1対2対7の法則」では、チームのメンバー全員から好かれようとするのは無理で、どうやっても合わない1割は受け流し、自分を応援してくれる2割と、普通の7割を大事にする。つまり、10人中1人に嫌われても9人は味方になってくれる可能性があり、そちらに時間とエネルギーを注ぐ。

 

仕事の仕組みを整える

仕事ではどうしても突発的なことが、頻繁に起こる。突発的なことで、期限に追われて焦って、ミスをするといった状況に陥らないように、先手で余白を生むコツがある。それは、「予告」と「予防」で「余地」と「余裕」をつくることである。

 

①予防する

  • 業務に漏れが発生しないように何重もの網を張っておく
  • トラブルの芽を先に摘んでおく

②予告する

  • 相手に情報を先出しして気づかう
  • 聞かれる前に伝える

③余地をつくる

  • あらかじめ余力を残しておく
  • 様々な可能性を予測して予定を組む

④余裕をつくる

  • 気持ちのゆとりを持つ
  • 準備を念入りに行う

 

問題の本質は、本当に「時間がないこと」ではない。「余白のない働き方」をしていることが問題である。「余白」とは、ただのヒマな時間ではなく「考えるための時間」である。人は常にフル稼働では成果を出せない。頭も身体も余白があるからこそ、創造的に動かすことができる。「余白時間」は先にブロックするのが有効である。