長期の思考が大切
あまりにも多くの人がゆとりを失っている。常に何かに急かされ、追いつめられ、焦っている。現在の目まぐるしい世の中では、長期の思考を持つことが大切だ。長期の思考は、最も大切な目標に向けて歩む力になる。長期戦略を立て、さらには途中で自分の進む道も変わる可能性もあると認識していれば、成功のチャンスを最大化することができる。
長期で考えるには勇気が必要だ。短期の結果をものともしない、強い意志の力が求められる。しかし、その見返りは大きい。自分の時間、自分の人生をどう使うのか。意識的に選択すれば、巨大な力を手に入れることができる。目先の利益の誘惑に負けず、不確実ではあるが、価値のある将来の目標に向かって努力を続けることが「ロングゲームをプレイする」ということだ。
考えるための余白をつくる
忙しさを崇拝していると、知らず知らずのうちに自分が忙しくなるような選択をしてしまう。他人の要求にばかり応えているとスケジュールがグチャグチャになる。私たちは、自分の欲しいものを明確に定義しなければならない。
長期の戦略的思考に何百時間もかける必要はないが、頭の中に余白がなければ考えることはできない。戦略的思考を磨く最初のステップは、重要ではないものを排除することだ。「ノー」という言葉は究極の武器だ。成功するにつれ、増えていくチャンスのすべてに「イエス」と答えるのは、短期的に見れば一番簡単な方法だ。だが、本当に望んでいる人生を手に入れるには、時には心を鬼にして「ノー」と言わなければならない。
「ノー」と言うためのコツは次の通り。
- 「すごい!最高!絶対やる!」と感じなければやらない
- 自分にそれをして欲しい理由について、相手に質問する
長期の思考を身につけるためには、取捨選択のスキルを磨くことが大切だ。その場限りのことに貴重な時間を使ってはいけない。
正しい目標を設定する
自分の情熱や生きがいがよくわからない人は、「自分の興味に最適化する」方法がおすすめである。好奇心が刺激されることや、もっと学んでみたい分野があっても、今すぐ仕事を辞め、それに没頭することはできないかもしれない。しかし、時間をかけて、小さな戦略的ステップを積み重ねることはできる。
自分の「本当に興味があること」を知るには、現時点の時間の使い方を振り返ると、貴重な情報が手に入る。加えて、自分が興味を持つ対象の「パターン」を認識することも大切だ。
人生の意義を見つける時には「自分はどんな人間になりたいのだろう?」と、自らに問いかけるといい。「できない理由」はいくらでも見つかるが、「自分は完璧ではない」と認めて、たまにはバカに見えるようなことをするのもいい。バカげた目標は、今だからこそバカげて見えるが、永遠にバカげた目標であるとは限らない。自分にとって究極の成功は何かと考え、あえて極端な目標を立ててみることだ。意義ある目標に向かって努力している時は、目標そのものが力になり、日々の小さな努力を積み重ねられる。
20%ルールで新しいことに取り組む
ある分野に興味を持つことと、その分野を極めるために実際に行動を起こすことの間には巨大な開きがある。そこで「20%ルール」の登場だ。この時間のおかげで、興味のある分野を探求する余裕が生まれる。すべての時間を注ぎ込みはしないので、リスクも低く抑えられる。
チャンスの芽を育てるには時間が必要だ。努力を粘り強く続けていれば、たとえ20%でも、人生を変えるような結果につながるかもしれない。20%ルールを賢く活用し、夢を実現するためには、まず心のブレーキを乗り越えなければならない。そのための方法は6つ。
- 正しいサポートを手に入れる
- コーチを雇う
- 期限を決める
- 学び続ける
- 負けても勝てるようにする
- 10年単位で考える
物事は常に変化する。成功の秘訣は、予想もしていない新しいチャンスを掴むことだったりする。20%ルールを10年単位で活用できれば、最終的に目標を変えることになっても、それまでの努力が複利効果でかなり大きくなっており、それが未来の選択肢をされに増やしてくれる。
波で考える
成果を最大化するために、自分の時間を賢く配分したいなら「波で考える」という方法がおすすめだ。キャリアを「学ぶ」「創造する」「つながる」「収穫する」と言う4つの大きな波に区切って考える必要がある。それぞれの波が教えてくれることをきちんと学び、軽やかに次の波に乗り移れば、成長を続けながら前に進むことができる。
- 学ぶ:まずは知識をつけ、目指している分野の枠組みをつかみ、自分の方向性を見つける
- 創造する:創造を通して自分の分野に貢献し、同じような考えを持つ人たちと出会う
- つながる:自分のアイデアをシェアして、正しい人とつながり、自分の声をもっとたくさんの人に届ける
- 収穫する:収穫し、期限が来たらまた新しいことに挑戦し、何かを創造する