エースと呼ばれる人は何をしているのか
最初はほとんど差のない人たちが、いつの間にか大きな差となって、かたや「エース」と呼ばれるまで成長し、かたや思い通りにいかずにその場を去っていく。「エースと呼ばれる人」には、成長するために必要な正しい考え方・習慣を持っているという共通点がある。
「成長するため」の「正しい方法」を続けているか、という事が成功する人が持つ「エースの資格」なのである。「エースの資格」は大きく分けると3つしかない。
①自己を確立し
②自信を持ち
③前に向かって進む
これを身につけるだけで、誰でも成長し、成功への道を歩む事ができる。
エースの資格
自己を確立し、自信を持ち、前に向かって進む。これこそ「エースの条件」である。エースになるために必要なのは、特別な才能でもスキルでもない。歌やダンスが下手でも、自己を確立し、自信を持ち、前に向かって進んでいれば、スキルなんて後からいくらでもついてくる。スキルが身に付けば自信が深まり、いっそう前向きに頑張れるという好循環が生まれる。
①自己を確立する
自己を確立するための第一歩は、自分が何を目指していて、そのために今何をやればいいかを明確にする事である。
②自信を持つ
自信を持つのはそれほど難しい事ではない。核となる強みを1つでも持っている人は、それをよりどころにして、様々な困難を乗り越えていける。自分に自信を持てない人は、足りないところばかり見ていないで、まずは強みの方に目を向けること。1つでもいいから、誰にも負けない強みを見つける事ができたなら、それを誇りに、自信を持っていい。
③前に向かって進む
前向きに考え、行動できる事は、他のどんな弱点を補ってもあまりあるほどの強みになる。「恥をかく事を恐れない」事が、必ず強みになる。恥を恐れるか、恐れないか、それは前に進もうとする自分にブレーキをかけて勢いを殺すのか、アクセルを踏んで勢いをつけるのか、大きく成長に関わってくる。
エースは群れない
自己を確立するためには、次の3つが有効である。
①群れない
「ずっと群れている人」と「群れない人」ではその後の成長・成功に明らかな差が生まれる。周囲の目ばかり気にしたり、仲間同士で群れたがるのは、自分というものがない証といえる。仲間と必要以上に慣れ合う事なく、常に自分として行動するのはエースに共通する特長である。
②ゼロになる
エースになる人は、普段は経験やプライドで身を固めていたとしても、必要とあれば即座にそれをリセットして「ゼロ」になる事ができる。ゼロになる=吸収力=成長(自己の確立)である。
③よいプライドを持つ
エースが持つべき「よいプライド」とは、自分を高みに置いて、それに責任を持つためのプライドである。
エースの努力
限界まで頑張って底力を出せた事は自信につながるし、そこまでやっても失敗したのはなぜかと分析すれば、自分には何が足りないのか、これからどんな努力をすればいいのかも見えてくる。
成功する人に「不言実行」という要素は間違いなく不可欠である。不言実行のもと陰で努力した意志と努力の積み重ねは、積もれば積もるほど大きな「自信」へと姿を変えて自分の中に残る。
そして、「正しい努力」をするためには自分を知る事である。短所を認め、それを克服したいと意識しはじめた瞬間から、人は前向きな「正しい努力」をはじめる。