誰からも「気がきく」と言われる45の習慣

発刊
2010年11月15日
ページ数
192ページ
読了目安
180分
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気がきく人になるための解説書
秘書のキャリアを持つ著者が、「気がきく」と言われるための45の習慣を紹介している。巻末には「今さら人には聞けない、オトナの常識とマナー」があり、ビジネスマナーを確認する上でも役に立つ内容になっている。

「気づかい」とは

気をきかせるとは、相手の考えや気持ち、物事の目的が読めているか、自分本位になっていないかということである。その上で、相手の期待通りのこと、それを上回ることをしてあげる力が「気づかい」である。

そして、大切なことは嫌みのないさりげない気づかい、無意識のちょっとした気づかいである。それが積み重なって「気がきく」と言われるようになる。

 

気がきく人の3つの共通点

①相手ありき
気づかいは相手のことをリスペクトすることから始まる。相手の立場を思いやり、相手の視点で物事を感じ取り、見ることが大切。相手が求めていないことは気づかいにならない。

②尊敬する
心のどこかで見返りを求めるという意識があると、自分も気疲れする。大事なのはリスペクト。その人自身の人となりや、している事、その人の時間や空間など、あらゆることに対して配慮することが大切。気づかいも度が過ぎればお節介となる。

③先読みする
先回りできている人は信頼ができる。周りが効率的に働けるように配慮できる。

「気がきく」と言われる習慣

・言葉に少しだけ行動を加える。「お疲れさまです」とお茶も出すなど。
・普段からのその人のことを気にかけて見る。変化に気付いたら声をかける。
・相手の感情の変化に気づき、タイミングを読む。過剰な気づかいは重荷。
・自分の気持ちを一方的に押し付けない。見返りを求めない。
・想像力を駆使して、段取りしておく。
・肩書きや記号、役割で人を判断しない。
・人との関わりを楽しむようにする。
・TPOをわきまえる。
・直接のコミュニケーションを大切にする。メールに頼りすぎない。
・笑顔であいさつする。
・相手の話をよく聞く。気づかうべき相手ほど、伺いを立てる。
・いいところを積極的に見て、いいところを本人や周りに伝える。褒める。
・人のことを信頼する。
・感謝の気持ちはきちんと伝える。
・後先を考えて発言する。
・断るべき時はきっぱり断る。
・相手にも時間があるということを意識する。
・面倒なことはすぐにやる。