才能は開ける

発刊
2015年3月5日
ページ数
288ページ
読了目安
331分
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自分の個性にあったお金持ちへの戦略を見つける
自分の才能を引き出すにはどうすればいいのか。人が持つ4つの周波数の内、どのタイプが自分の周波数なのかを確認し、それぞれの勝利の方程式と敗北の方程式を学ぶ事で、富を得るための方法を教える一冊。

4つの才能

人は誰でも天性を持っているが、成長するにつれて次から次へと自分の不得意なものが見つかってくる。そして、不得意な事を克服しようとする。その一方で得意な事はあまり気にとめない。生来持っている個性や才能、自分の周波数に気付くのは、ひらめきを得る感覚に似ている。それに気付けば、成功するために自分の弱みに集中する必要はないとわかる。周波数の種類は4つある。

①創造する事が好きな「ダイナモ」
②人とつながる事が好きな「ブレイズ」
③人の役に立つ事が好きな「テンポ」
④詳細が好きな「スチール」

 

各周波数には特有の時間とお金の管理の仕方、ネットワークの広げ方、チームのリードの仕方がある。また、独自の勝利と敗北の方程式がある。人は誰でも4つの周波数を少しずつ持っているが、他よりも特に強い周波数がある。

 

※参照

http://jwda.org/mmp

 

4つの周波数

自分の周波数がわかれば、最適な本や模範となる人を見つけやすくなる。また何を受け入れ、何を受け入れないかの判断がしやすくなる。自身の持つ「弱み」と「敗北の方程式」を打ち消してくれるような強み、勝利の方程式を持つ人とチームを組むと、富が成長していく。

 

①ダイナモ(アイデアマン)
得意なこと:創造。新しい事を始めて、前進させる。
不得意なこと:物事を完結させる。タイミングを見極める。細かい事に気を配る。
勝利の方程式:革新から価値を創造する。新しい事を始める才能と能力があり、それを成長させる。
敗北の方程式:話し合う。直感に従う。タイミング、サービス、人の気持ちを察知する。
対極にある周波数:テンポ

②ブレイズ(社交的な人)
得意なこと:会話とコミュニケーション。人間関係、思いやり、対話がすべて。
不得意なこと:詳細。分析や細かい計算が一番苦手。
勝利の方程式:拡大してレバレッジを作り出す。人脈を広げる事で自分のブランドを築く。
敗北の方程式:計算。自分がいなくても動くシステムを利用する事で増殖戦略を取ろうとすると行き詰まる。
対極にある周波数:スチール

③テンポ(五感に優れた人)
得意なこと:地に足をつける。多種多様な活動にかかわる。人からの推薦を得る。
不得意なこと:革新、人前で話す、戦略的な計画を立てる。
勝利の方程式:タイミングから価値を創造する。
敗北の方程式:創造力。五感に頼らず、何かをゼロから革新しようとすると行き詰まる。
対極にある周波数:ダイナモ

④スチール(詳細に強い人)
得意なこと:計算。腰を据えて物事を正確に処理する。
不得意なこと:世間話と絶え間ないコミュニケーション
勝利の方程式:増殖させる事で、レバレッジを作り出す。システムを通して物事を簡素化し、増殖させる。
敗北の方程式:コミュニケーション。
対極にある周波数:ブレイズ

 

ウェルス灯台

ウェルス灯台には、富のレベルが9つあり、3階層に分かれている。

①基礎プリズム:被害者→生存者→労働者(個人のフローをマスターする)
②企業プリズム:プレーヤー→パフォーマー→指揮者(市場のフローをマスターする)
③錬金プリズム:主催者→作曲家→レジェンド(世界のフローをマスターする)

 

基礎プリズムでやる事は、自分の富に精通する事である。「自分の人生を通じて価値とお金の豊かなフローを作り出す能力を得ること」が目的になる。1つのレベルで行き詰まってしまう原因は、それ以前にいたレベルで使った古い戦略を使う事、あるいはまだ到達していない上のレベルの戦略を使っている事であり、自分のレベルにあった戦略を使う必要がある。