伝え方が9割 2

発刊
2015年4月24日
ページ数
264ページ
読了目安
232分
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人気コピーライターに学ぶ「相手の心を動かす」技術 〜実践編〜
ベストセラーとなった『伝え方が9割』の続編。人気コピーライターの著者が、前作に引き続き、物事の伝え方がいかに結果を左右するかを紹介。相手を動かすための技術がわかりやすく紹介されている一冊。

「ノー」を「イエス」に変える技術

好きな人との会話で、仕事のプレゼンで、家族の日常で、就活の面接で。人生の大切なポイントほど伝え方がその成果に直結する。同じ内容の事を言っているにもかかわらず、伝え方次第で相手の「ノー」が「イエス」に変わる。

①じぶんの頭の中をそのままコトバにしない
②相手の頭の中を想像する
③相手のメリットと一致するお願いをつくる

※前作『伝え方が9割』参照

伝え方が9割

 

「イエス」に変える7つの切り口

①相手の好きなこと
「相手の好きなこと」の文脈で伝える。

×「すみません、このシャツは現品限りです」→◯「こちら人気で、最後の一着なんです」

 

②嫌いなこと回避
「こんなデメリットがあるからやめよう」と伝える。

×「展示物に触らないで」→◯「薬品が塗ってあるので、触らないで」

 

③選択に自由
どちらを選んでも、自分の思い通りになるようにお願いする。

×「デザートはいかがですか?」→◯「デザートはマンゴープリンか、抹茶アイスがあります。どちらかいかがですか?」

 

④認められたい欲
人は期待されると、その通りの成果を出したくなるという承認欲求を使う。

×「窓くらい拭いて! 私だって忙しいんだから」→◯「あなただと高いところまで手が届くから、窓がピカピカになるのよね。お願いできない?」

 

⑤あなた限定
「あなただけ」と、その人以外ではダメで、「あなたこそ選ばれた人」である事を伝える。

×「飲みに行かない?」→◯「市川くんが来ないと盛り上がらないから、市川くんだけには来て欲しいんだ」

 

⑥チームワーク化
人は人と一緒に何かをする事自体が好きという本能を使って、相手を動かす。

×「飲み会の幹事やって」→◯「一緒に飲み会の幹事やらない?」

 

⑦感謝
人は、先に「ありがとう」と言われると、瞬間的にほのかな信頼関係が生まれる。

×「この机、移動して」→◯「この机、移動して。ありがとうね!」

 

「強いコトバ」をつくる技術

①サプライズ法
驚く時に発するサプライズワードを入れる。

例:「え! わずか30分で自転車デビュー!」

 

②ギャップ法
伝えたい事と「正反対のコトバ」を手前に入れる。

例:「やられたら、やり返す。倍返しだ!」

 

③赤裸裸法
自分のカラダに起こっている事を観察して、あえてコトバにする。

例:「息が止まるほど、大きなたこ焼き」

 

④リピート法
強く伝えたいところをリピートする。

例「ポーニョ ポーニョ ポニョさかなの子」

⑤クライマックス法
「この先に大切な事を話しますよ」というコトバを使う。

例:「この部分だけを聞くだけでも、来たかいがあります」

 

⑥ナンバー法
数字をコトバに入れる。

例:「天才とは1%のひらめきと、99%の努力である」

⑦合体法
別軸のコトバを組み合わせる。

例:「草食男子」

 

⑧頂上法
◯◯で一番というワードを入れる。

例:「世界一受けたい授業」