巨大な夢をかなえる方法 世界を変えた12人の卒業式スピーチ

発刊
2015年3月11日
ページ数
261ページ
読了目安
329分
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世界を変えた12人のスピーチ
Google創業者やAmazon創業者など世界を変えた起業家、投資家、教育者、俳優、映画監督たち12人が、大学卒業式で語ったスピーチが収録された一冊。

ラリー・ペイジ(グーグル創業者)

23歳の時、夢の途中で突然、夜中に目が覚めて、こんな考えが浮かんだ。「もしすべてのウェブサイトをダウンロードできて、そのリンク先を記録しておけたら、どうなるだろう」。すぐさまペンをとり、どんどんアイデアを書いていった。この夢を見るまで、検索エンジンを作ろうなどと考えた事もなかった。でも、これがきっかけとなって研究を進め、ウェブページを重要度に応じて並べ替える方法を解明できた。

ミシガン大学では、文字通り夢を叶える方法を学んだ。「リーダーシェイプ」というプログラムで世間ではありえないとされるアイデアを追求していってもいいのだと学んだ。「リーダーシェイプ」のスローガンは「不可能な事を健全な範囲で不可能だと思わないこと」。夢を手放さないこと。私達は世界を変えるために何をしたらいいか? 一言で言えば「楽ではないけれどワクワクすること」に常に挑戦する事である。

 

ジャック・マー(アリババグループ創業者)

なぜアリババが今日まで生き残ってこられたか。その大きな原動力となったのが若者の力である。アリババは、成功したいと願う若者にどんどん活躍してもらい、彼らの成長を支援してきた。何か新しい事を始めようとする時、「すでに成功している人」よりも「成功したいと思っている人」に声をかけた方がずっとうまくいく。

アリババで働く若者と同じように、いくつか伝えたいアドバイスは次の通りである。

 

①根気強く、努力を続けてください
常に自分自身に、自分の夢に忠実であって下さい。14年前、アパートの一室でアリババを起業した時、手元には米ドルで5000ドルしかなかった。そんな状況だったのに、妻にこう尋ねた。「中国一の富豪を目指すべきだろうか? それとも、人々から尊敬されるビジネスリーダーを目指すべきだろうか?」「尊敬されるリーダーになって欲しい」と妻は答えた。

以来、ずっとその目標に向かって走り続けてきた。人から尊敬されるためには、まず自分を犠牲にしなくてはならない。人よりもつらい事を乗り切って、初めて人から尊敬されるのである。

 

②常に楽観的であれ
明日は今日よりも素晴らしいという事を忘れないように。他の人が諦めてしまった時が、逆にチャンスである。そこに成功の機会がある。この14年間で得た哲学はただ1つ。

「今日はつらい。明日はもっとつらい。でも明後日には、素晴らしい1日が待っている」

ほとんどの人は「明日」の夜ぐらいで、諦めてしまう。死にものぐるいで努力した人しか「明後日」の朝日を見る事ができない。

③変化を歓迎してください
世界は驚く程の早さで変化している。自身が変わらなければ、世界は変わらない。独自のビジネスを立ち上げて大成功している企業には、共通して、変化を歓迎する文化がある。変化には苦痛が伴う。しかし今、変わらなければ、将来もっとつらくなる。

人生は何かを達成するためではなく、何かを経験するためにある。人生は冒険するためにある。冒険には失敗がつきもの。失敗を避けるのに一番良い方法は「最も成功している時に、それまでのやり方を変えること」である。アリババは「ビジネスがうまくいっている時に、あえてビジネスモデルを破壊する」という事を何度もやってきた。破壊するタイミングは重要だが、成功モデルを捨てる事によって、生き残ってきた。

 

ジェフ・ベゾス(アマゾン創業者)

自分が賢くなるよりも、人に優しくする事の方が難しい。「賢さ」は才能だが「優しさ」は選択するもの。才能は生まれもっている訳なので、使うのは簡単である。けれども、選択するのは難しい。気をつけないと、自分の才能に溺れてしまう事もある。そうなると才能が、正しい選択をする妨げにもなりかねない。

 

自分の才能をどのように使うか?

アマゾンを創業するアイデアを思い付いたのは、今から16年前。インターネット利用率が1年で2300%の勢いで成長しているという事実を知った事がきっかけだった。それなら、インターネットを利用して、数百万種類の本を販売する本屋をつくったら面白いんじゃないかと閃いた。当時、誰もが羨む金融機関で働いている事を考えれば、会社を辞めるのは難しい決断だった。しかし、最終的に「今、挑戦する時だ」と決断した。たとえ失敗しても後悔しないだろうと思ったからである。考えに考えた末、安全ではない方の道を選び、自分の情熱に従う事にした。この時の「選択」をとても誇りに思っている。

 

80歳になった時、自分の人生ストーリーを振り返る。その時、最も濃密に思い出すのは、自分で「選択」した時の事である。この一連の「選択」が最も大きな意味を持つ。結局のところ、私達の「選択」こそが私達自身を形づくっていく。

 

ジェリー・ヤン(ヤフー創業者)

①ニュースの報道で落ち込まないようにしよう
チャンスは逆境の時にやってくる。今は苦しくても、必ず将来、良い事が起こる。ヤフーを創業したのは、アメリカ経済が低迷していた1990年代前半だった。

 

②人生で努力した分だけ結果を受け取る
生れつき高いIQや才能を持っているからといって、成功できる訳ではない。成功するには、一生懸命努力しようという志が必要である。ヤフーの起業に成功したのは、運とタイミングに恵まれた事もあった。しかし、勤勉とたゆまぬ努力なくしては、実現できなかった。

 

③本当に好きな事をやろう
ヤフー創業のアイデアは、スタンフォード大学電子工学専攻の博士課程に在籍していた時に生まれた。ウェブというクールで新しいものを発見してしまい、博士論文のための研究が急につまらないものに思えた。その内、論文を書くよりも、ウェブ上のリンクを分類していく作業に没頭するようになった。1人がプログラミングと「リトルヤフー」の作業をしている間に、もう1人がトレーラーハウスの床の上で寝るといった生活が続いた。当時は、この仕事が好きだという気持ちと、これをやりたいという情熱しかなかった。「世の中の人々が自分達のウェブサイトを訪れてくれたら、素晴らしいサービスを提供しよう」、そう考えていただけだった。