20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義

発刊
2010年3月10日
ページ数
231ページ
読了目安
314分
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人生を変えるかもしれない本
スタンフォードの起業家プログラムの授業から生まれた物語と、起業家、経営コンサルタント、教育者としての著者が経験してきた事をまとめた本。
「起業家精神」と「イノベーション」に関する最良のテキストであり、「人生への贈り物」と言える言葉がいっぱい詰まった自己啓発書。

20歳のときに知っておきたかったこと

①常識を疑うこと
②世の中を新鮮な目で見ること
③実験してみるということ
④失敗しても良いということ
⑤自分自身で進路を描くということ
⑥自分の限界を試そうということ

 

自分に何ができるのか?それを決める最大の要因は、心構えである。本物のイノベーターは問題に真っ正面からぶつかり、常識をひっくり返す。起業家精神とは、世の中にはチャンスが転がっていると見ることである。問題を見つけ、常識を疑うことで、その問題を解決すれば、大きな見返りがある、問題は至るところに存在する。

 

「不可能に思えること」に挑戦するうえで、いちばん邪魔になるのは、周りから「できるわけがない」と端から決めてかかられることである。

アイデアを思いつくには、可能性の海を探索しなければならない。ただ無意識に課してきたルールを破れば良い。「決まりきった次のステップ」とは違う一歩を踏み出したとき、すばらしいことが起きる。そして、決まりきった次のステップでないことをするには訓練が必要である。

 

人間は二つのタイプに分かれる。自分のやりたい事を誰かに許可される事を待っている人と自分自身で許可する人である。誰かがチャンスを与えてくれるのを待つのではなく、自分でつかみにいった方が良い面がたくさんある。

 

自分の持つスキルの幅を積極的に広げ、リスクを取って新しいことに挑戦する人の方が、自分のスキルや潜在能力はこれだと決めつけ、決まった役割に徹する人たちに比べて成功する可能性がはるかに高いことは多くの調査で示されている。

 

成功を阻む最大の壁は、自己規制である、頂点に上りつめる人は、人達よりも精力的に働き、前に進もうとする推進力が大きい。目標に到達しようという意欲が格段に高い。

仕事で成功した人達は、一直線に来た訳ではなく浮き沈みを経験している。大切なことは失敗から立ち直れるかどうか。壁を押し続け、途中の失敗をものともしなければ、成功に突き当たる確率が高まる。

 

快適な場所から離れ、失敗することをいとわず、不可能なことなどないと、あらゆるチャンスを活かすようにすれば、限りない可能性が広がる。将来が不確実なのは歓迎すべことである。常識を疑ったとき、チャンスはいくらでもあり、世界は可能性に満ちている。