話しかけなくていい! 会話術

発刊
2016年1月21日
ページ数
216ページ
読了目安
223分
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人から好かれる会話術
人から話しかけられ、好かれるためのコミュニケーションのコツを紹介している本。
話上手にならなくても、会話を盛り上げ、相手と良い関係を築くための様々な方法が紹介されています。

自分が話す必要はない

会話は良いスタートが切れて、1度でも盛り上げる事ができれば、成功したも同然。決して積極的に話しかけたり、冗舌に話し続けたりする必要はない。

話の上手い人とコミュニケーションの上手い人は、実は全く別物。話の上手い人は「伝達能力の高い人」である一方、コミュニケーションの上手い人は「人から好かれる人」であり、大きく異なる。実際のところ、話が上手くなればなるほど「何かいけ好かない人」と思われるなど、好感度は下がっていく。

コミュニケーションの上手い人になるためには、必ずしも自分が話す必要はない。

 

「話しかけさせる」事前準備

①話しかけられ上手の特徴5つ(笑顔、視線、合図、会釈、スキンシップ)を使う
②口角を上げ、「イ」か「エ」を言うつもりでほほ笑む
③相手に興味を持って見つめる
④アゴを指1本分上げて、自分の顔をしっかり見せる
⑤「温かく、明るく、素直、気が付く」特性を演出する
⑥「恥ずかしがり屋」を演じ、「自分と同等以下の人」と思わせて、ギャップで株を上げる
⑦オシャレすぎたり、個性的すぎる服装や髪型は避ける
⑧白を基調としたファッションを選ぶ
⑨1ヶ所限定で「外し」を入れることで、微妙な違和感を抱かせる

 

「話しかけさせる」現場テクニック

①飲み会やパーティーなどでは、真ん中にポジショニングする
②イベントでは1人で立ち「さみしいのかな」と思わせる
③長椅子などの横並び席は手前よりも奥に座る
④話したい人の半径1m、右斜め45度に立つ
⑤近距離、中距離、遠距離の3ヶ所で視線を合わせる
⑥少し離れたところから歩み寄って会釈する
⑦肩が触れるか触れないかの距離にスッと入り、物理的な距離を近づける
⑧2枚の名刺をケースから出して持つ
⑨相手のネクタイや時計などの装飾品をじっと見る
⑩あえてキョロキョロと困っているように装う
⑪上着を脱ぐ、ネクタイを緩めるなど、リラックスする
⑫話しかけられたい人から少し離れた前方に背中を向けた状態で立ち、ターンして目を合わせる
⑬休憩室やトイレ、喫煙所など、人が癒しを求めて訪れる場所に行く
⑭主役の左隣を確保する

 

「相手の話が弾む」無言のアクション

①メニュー、グラス、皿など2人の間にあるものを見えるように「わざわざ」どかす
②自分の緊張を隠さず伝える
③スイーツ、パン、コーヒーやお茶など「小プレゼント」を渡す
④視線にメッセージを込めて、相手への好意を伝える
⑤視線をプラス30度の上目づかいにする
⑥話題に一番合うものに視線を移していく
⑦身振りや手振り、表情や姿勢の変化を相手の話に合わせてつける
⑧相手に呼吸を合わせる
⑨相手の感情や話し方などのペースを合わせる。相手の動作に合わせる
⑩自分の呼吸や動作をマイナス2倍速にして、ゆっくりリラックスする
⑪まぶたの動きを意識的に使い分けて、相手の話をうながす
⑫相手の話が盛り上がったタイミングに合わせて、イスの前方に座り直す
⑬笑いながら肩をポンと叩くなど、軽いスキンシップを仕掛ける
⑭話題に関連したものをカバンから取り出す
⑮メモを出し、書き込みながら話す
⑯相手の話に爆笑しながら「食べる」「飲む」

 

「テンションを上げる」返事の仕方

①「はい」でポジティブを作り、それに続く一言だけを話す
②「いいね」ボタンのイメージで、相づちを連打する
③感じのいいリアクションをとる
④「それで?」「続きは?」とさらなる話をうながす
⑤相手の言葉からポジティブな言葉を見つけてオウム返しする
⑥「私だったら100%うれしい」といった最大限の同意や共感を示す
⑦相手が言いたかった事をまとめた一言を添える
⑧「でも、いいよね」と言い、ネガティブをポジティブに変える
⑨相手の話がクライマックスに入った時は、黙ってうなずく