稼げる人稼げない人の習慣

発刊
2019年10月2日
ページ数
240ページ
読了目安
212分
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稼いでいる人はどういう仕事をしているのか
稼げる人の特徴をリスト化し、そのコツを紹介している一冊。普段、稼いでいる人のポイントを確認することで、自分に取り入れられる稼げるコツが見つかります。

自分らしく稼ぐ時代の特徴

平成は「勝ち組と負け組」の時代だった。大企業の中でも明暗が分かれた。企業も人も主役が交代する中で、カギを握ったのは情報だった。勝ち組は正解に近い情報をライバルより早く仕入れることで、のし上がることができた。

一方、令和の時代は「自分らしく稼ぐ」時代である。有名老舗企業がリストラや経営危機に陥る一方で、成長著しかったベンチャー企業が身売りするなど、ますます変化が激しくなっている。稼ぐ手段が1つだけしかないというのは、大きなリスクになりつつある。これからの時代、稼げる人には、以下の共通項がある。

・自分の持ち味を活かし、勝てる場所を「転職」しながら見つけ、鍛えていく
・起業と副業によって収入アップとオリジナルの強みを磨いていく
・ただ稼ぐだけでなく、世の中や仲間に認められ、やりがいを感じる

相手の期待を「少しだけ」上回る

仕事には、力の「入れどころ」と「抜きどころ」がある。稼げる人は、最初に納期・品質・用途など、相手の期待値を確認する。相手が求めていることは、必ずしも完璧ではなく、速さかもしれないので、自分で判断することは危険である。
一旦やり直しになれば、仕事で使った工程数が無駄になるだけではなく、本来違う仕事をやる予定だった時間も奪われる。さらに依頼者からは「仕事ができない奴だ」と、マイナス評価をされてしまう。

依頼者や相手の期待を「自分で思い込む」前に確認すれば、無駄な手戻りはなくなる。大事なことは、相手の期待値を確認した上で、ちょっとだけ上回ることである。

少し頑張ればできるレベルの仕事を依頼し、人を動かす

稼げる人は、相手の仕事の混み具合と能力を勘案して、「ちょっと頑張ればできそう」というレベルで仕事を依頼する。そして、その仕事を評価する時は、期待値通りであれば「よくやった」。多少ダメでも「頑張った」と認めてあげる。人は相手が期待に応えてくれるたびに、期待値を無制限に広げるもの。稼げる人は必要以上に期待値を上げない。そして、期待以上の結果を出してくれれば「感謝」することで、人をうまく動かす。

必ず期日を守る

稼げる人は「期日を切り、期日を守る」という、当たり前のことを徹底している。大事なことは、期日に間に合わせるために「何ができないか」「どうすれば間に合うか」を考えて折り合いをつけることである。自分の力量を正しく把握しないと、これはできない。仕事を一定量で区切り、そこまでにどれくらいの時間がかかったのかを計れば、自分の力量がわかる。そうすれば納期に間に合わす方法が自ずと見えてくる。

「捨てる基準」をつくる

稼げる人は、価値を生まない時間が嫌いである。「探しもの」をなくせば、その時間は確実に「価値を生む」仕事ができる。稼げる人は「捨てる基準」を持っている。データや資料、メールはその場で判断してどんどん捨ててしまうようにする。

持ち味を活かす

稼げる人は。自分が一番活躍できる土俵を知っている。その土俵で確実に勝つことで信頼を高める。「あの領域の仕事なら、必ず結果を出してくれる」という噂を周りに広めていく。安心感・信頼感を周りに与えられれば、チャンスが舞い込む確率が上がる。

勝てる土俵を知るには客観的に自分を見つけ、自分の「持ち味」を知る必要がある。稼げる人になるために本当に大事なのは、最初に自分の「持ち味」を活かした立ち位置をとることである。自分の持ち味を見つけるには、まず他人の声を聞くことである。

・今の仕事で上司、先輩、同僚から普段お願いされていることは何か
・家族や親友からお願いされることは何か

参考文献・紹介書籍