スタイルを持ち、身軽に暮らす いさぎよく、住む・着る・生きる

発刊
2016年6月29日
ページ数
176ページ
読了目安
120分
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年齢を重ねて自分の衣食住のスタイルを作り上げるコツ
ライフスタイルブランド『シャビージェンティール』を主宰する著者が、年齢を重ねてから、身軽に暮らすための衣食住のポイントを紹介する本。自分らしさを大切にライフスタイルを作り上げるコツが紹介されています。

衣食住、すべてにおいて気持ちの良いものと暮らす

気持ちよさは、ある意味潔さに通じるところがある。気持ちいいは、自分が作り出していくもの。人によって、暮らし方も、個性も違う。自分の「好き!」をはっきり見つめて、自分の人生を自分らしく、とことん楽しまなくては。人の目や世間の意見なんて関係なし。年齢も関係なし。住むところもファッションも、もちろん生き方も自分流が一番。いつだって、自分が楽しいこと、気持ち良くいられることを最優先にしていれば、その人はその人らしく輝く。

服も家具も高いものを買えば素敵に見えるかというと、そうではない。安いものだって、素敵な部屋は作れるし、素敵な着こなしもある。それを決めるのは人の「目」。その人の「目」が選んだものの1つ1つがその人らしさ、個性になっていく。着ているものと、住んでいる家と、いつも食べているものが「らしいね」とイコールになるのが、その人らしい、素敵な人と言える。

 

風通しの良い家で暮らす考え方

①服も家具も「一生もの」と思わない
服も家具も食器も雑貨も、その人らしさを作る大切な要素。でも、人は変わるし、成長もする。年齢とともに心地よいと感じる環境も、目が喜ぶ色や形も、肌や舌が喜ぶ素材も少しずつ変化していく。そして、飽きるということもある。高級品とか名品というだけで一生付き合える保障はない。

今、私のところに来ているものたちは、いずれ誰かのところへ行く。考え方を変えれば、私は「その人」から借りているだけで自分のものはない。そう思うと楽になる。ものに執着しないと身軽になれる。

②家も「一生もの」とは思わない
同じところに暮らして、同じ空を見ていることに飽きてしまう。すると住まいはその時々の「宿」でいいと思うようになる。自分の好きな住空間にするためには、自分で手を入れることになるので、改装できることが絶対条件。賃貸でも自分らしく暮らせる。

③「リラックスできる」が大事
「人が来た時に」というフレーズを口にする人が多いけど、まずは自分と家族が本当に気持ち良く暮らせる、リラックスできる家を作ることに全力を尽くすこと。

インテリアを変える時に最初にするのはソファの置き場所を決めること。自分が「気持ちいい」と感じる景色が目に入る場所にソファを置くことが大事。

④額は必要
絵や写真やオブジェは、インテリアに雰囲気を与えてくれるもの。額の中には、こっち側と違う非日常の世界があるわけで、窓が開くみたいに、額があるとどこか風通しが良くなる。

⑤衝動買いがおすすめ
ものを買うなら衝動買い。衝動買いとは一種の勘。五感の勘。好きだから買う。好きなものは似合うもの。洋服にしても「これに、あれを組み合わせて」と頭で考えて計画的に買っても、着なければ高いものになってしまう。服も使わなければ意味がない。衝動買いは、古い自分にとどまっていないで、新しいところへ進化する手段である。

⑥「好き」を極める
「好き」を極めれば、それは1つのその人のスタイルになる。好きなものを素敵に見せながら収納するには、ただ飾っているのではダメ。

1.アイテムを絞って、ものにテーマ性を持たせる
2.左右対称に置いたり、等間隔に並べたり、飾り方に法則性を持たせる
3.同じ素材や色でまとめて飾る

⑦使うものしか持たない
なんとなく「ただ持っているもの」は必要ではないものである。食器も洋服も持っているものは必ず使う。使ってはじめて、ものは生きる。ものがたくさんあることは決して悪いことではない。でも、使わないものをたくさん持っているのは意味がない。