Googleの無料アプリ10個を使うだけで成果が10倍になる
「リモートワーク」という働き方の変化によって生み出されたのが「リモート格差」である。この大変化を前向きに捉える「リモート強者」と、この変化を後ろ向きにしか捉えられない「リモート弱者」に二極化している。リモートワークで、仕事の生産性が劇的に向上したなら「リモート強者」である。
リモート強者になるための最短最速の武器が、成果10倍の劇的変化を目指すGoogleの無料アプリ10個「10X・10アプリ」である。Googleのマルチアプリ・マルチユース(複数のアプリを組み合わせて多人数で使う)でこそ、Googleの10倍馬力が初めて発揮される。
リモートワークで激変した仕事のやり方
新型コロナのビフォー・アフターで、仕事のやり方は大きく3つ変わった。
3大仕事 | ビフォーコロナ | アフターコロナ |
会議・面談・商談 |
【対面集合】 参加者が一堂に会する集合型対面会議 |
【非対面リモート】 離れた参加者が画面越しに参加するウェブ会議 |
資料作成と確認・修正 |
【1人作成・メール添付で確認】 1人で作成し、メール送付で共有。上司がチェック |
【同時編集・コメントで確認】 大人数で同時に作業と編集をするのでメールを使わない |
管理・育成・指導 |
【対面接触】 オフィスで対面しながら面談 |
【非対面非接触】 離れた場所からデバイス画面を通じたウェブ面談 |
リモートワークによって、仕事のやり方は次のようになった。
- スマホやPC画面からウェブ会議を連続でハシゴする
- メールやチャット、メッセンジャーなどで社内外の打ち合わせをする
- 文書作成アプリを立ち上げ、複数名で同時に資料の編集作業をする
リモート強者はクラウドを縦横無尽に動き回り、ますます生産性を高めている。
Googleアプリの基本『Googleスライド』
Googleのプレゼンアプリ『Googleスライド』を使えば、手軽にリアルタイムで最新情報を必要な相手と安全に共有できる。
- ブラウザ「Google Chrome」でアプリを操作するので、いつでもどこからでもアクセスできる。
- データは、Googleのサーバに自動保存される。
- 音声で入力編集ができる。
- GoogleのAIが適切な文章へ修正してくれる。
- 画像添付は、端末からアップロード不要で、Google検索で見つけた画像をスライドで直接挿入できる。
- Googleスプレッドシートで作成したグラフをリンクすることができ、常にデータ連携できる。
- AIによってスライドデザインを調整することができる。
- 複数デバイスによる同時編集ができ、他の関係者に同時に「共有」でき、すぐに判断・修正もできる。
- コメントでリアルタイムに双方向性のあるやり取りができる。
リモート弱者の悩みを解決する9アプリ
・会議・面談・商談
プロセス:「準備」→「拡散」→「収束」
①Googleカレンダー(スケジュール管理)
AIが参加予定者全員の日程調整を自動化してくれる。
②Google Meet(オンラインビデオ会議)
Googleカレンダーで予定に会議出席者を追加するだけで完了する。
③Google Jamboard(デジタルホワイトボード)
付箋やメモでアイデアを簡単にリアルタイムに共有できる。
・資料作成と確認・修正
プロセス:「情報収集」→「活用」→「保管」
④Googleフォーム(フォーム作成)
アンケートや申込内容の配布回収、集計までを自動化する。社内他部署への依頼フォーム、毎日の営業報告などもリアルタイムに見える化することができる。
⑤Googleスプレッドシート(表計算)
リアルタイムでの共同編集、コメント、版の履歴管理など複数メンバーと共同作業することができる。
⑥Googleドライブ(ファイル保管・共有)
ファイル検索によって、資料やデータを探す時間を短縮できる。
・管理・育成・指導
プロセス:「やる気管理」→「安全管理」→「タスク管理」
⑦Google Classroom(学習管理)
課題、予定、ファイルなど、データはすべて「クラス」に紐づけて情報を集約できる。
⑧Googleアカウント(アカウント管理)
プライバシーやセキュリティをさらに強化したり、利便性を高めるといった管理ができる。
⑨Google Keep(多機能メモ)
モバイル活用にも向いていて、音声入力、写真にメモを追加するなど、シンプルかつ直感的に活用できる。