仕事の神様が“ひいき”したくなる人の法則

発刊
2016年11月26日
ページ数
193ページ
読了目安
159分
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推薦者

人生を好転させるためのシンプルな方法
企業研修や自分磨きスクールを主宰する著者が、本物の自信をつけ、プラス思考で仕事に打ち込むための方法を紹介している一冊。

人生の方程式

稲盛和夫さんによる「人生の方程式」とは次の通りである。

人生・仕事の結果 = 考え方 × 熱意 × 能力

この方程式の中の、考え方は「マイナス100からプラス100」まであり、熱意と能力は「ゼロからプラス100」まである。ポイントは掛け算になっているところ。そして、考え方だけが「マイナス100」から始まっているということが重要である。

自分の能力が低いとか、有名な学校を出ていないとか、生まれ育った環境が悪いとか、自分にはいろいろなマイナスがあると思っていたとしても、熱意と考え方次第では、人生と仕事の結果をいくらでもプラスにできる。一方、考え方が0.001でもマイナスであったとしたら、能力が高くても、熱意が大きくても、結果はマイナスになってしまう。つまり、考え方をプラスにしていくことが、人生を幸せの方向に導く。

自信をつけるにはどうするか

努力と行動の量に比例して自信はついてくる。努力も行動もしていなくて本物の自信がつくわけはない。そして、他人と比較しているから、どんどん自信がなくなってくる。他人と比較するのではなく、自分自身の良さをもっと引き出すことに力を注ぐべきである。自信をつけるために行った方がいいことは3つ。

①これだけは誰にも負けないという何かをつくる
誰にも負けないというものを仕事の中でつくる。

②自分との約束を守る
どんなに小さい約束事でも、決めたことは必ず実行する。口約束はしない。

③目の前にあることに全力をあげる
仕事をしている時間は、仕事に集中する。目の前にあることに全力をあげることを意識する。

一つのことは紙一枚ほどの差かもしれないが、それが十枚百枚千枚と積み重なって束になると、いつの間にか大きな差になる。そして、ちょっとずつ自信がついてくる。

プラス思考になるためにはどうすればいいのか

人の脳は構造上マイナス思考にできている。人間は野生動物と違って弱い生き物だから、脳は常に「何か起きたらどうしよう」とマイナスに考えて危機管理を行っている。だからプラス思考は、かなり意識しないとできない。プラス思考の基本は5つ。

①「今知ってよかった」と思い、先を考える
今知らなかったら、知らないまま死んでいたかもしれない。今知って、これからどう変えていくかは自分次第である。

②人は幸せになるために生まれてきている
自分が今、不幸だと感じるとすれば、すべて自分の責任である。周囲のせいではなく、自分自身がマイナスな考え方をしていたり、怠けていたり、態度が良くないから不幸なのである。

③すべてに感謝する
究極的には、生きていることに感謝をする。

④プラス語を使う
自分が発している言葉が自分の人生をつくる。良い人生を生きたいのであれば、プラスの言葉=プラス語をたくさん使うことを意識する。

⑤因果応報
すべての物事には原因と結果がある。因果応報とは、良いことをすれば良いことが返ってくるし、悪いことをすれば悪いことが返ってくるということ。「すべて自分の責任だ」と考えれば、自分が変わるしか方法がない。

マイナス言葉を使わない

潜在意識の中には、過去の経験や実績、過去に考えたこと、口に出したこと、ふと思ったこと、イメージしたこと、見たもの、聞いたこと、動作や態度などすべて入っている。これが自分自身に対して、大きく影響する。人はこの潜在意識に引っ張られる。だから潜在意識にプラスの情報をたくさん入れていくことが大切である。潜在意識にプラスイメージを入れていくためには、マイナス語(否定語)を使わないことが大切である。