その仕事でいいのかい?

発刊
2017年9月13日
ページ数
260ページ
読了目安
310分
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理想の仕事の見つけかた
理想の仕事を見つけるにはどうすればいいのか。『1万円起業』など、副業の作り方や自由な働き方を提唱してきた著者が、新しい働き方の見つけ方を紹介しています。

常識にとらわれずに理想の仕事を探す

社会に出て仕事を始めても、自分が何をしたいのかはすぐにはわからないものだ。それを知るには時間をかけて経験を積まなくてはならない。何度か挫折を経験することも必要だろう。理想の仕事にたどり着くまでの道のりが一直線であることは稀で、途中でたくさん寄り道をして、ようやく最終的な自分の居場所は見つかるものだ。

理想の仕事を見つけるには、世間の一般的な常識を鵜呑みにせず、新しい常識を参考に、世間と異なったアプローチをすること。

①成功している身近な人物をお手本に自分の頭で考えていく
②1つの仕事に固執せず、多芸多才な生き方をする
③チャンスを逃しても、別のチャンスがやって来る
④仕事選びには、労働条件や職場環境などの基準も大切にする

最高の仕事のためのシンプルな公式

次の3つの条件が、全て揃わなければ、それは理想的な仕事とは呼べない。

①楽しくできる仕事(楽しさ)
②経済的な保証が得られる仕事(お金)
③自分独自のスキルを最大限活用できる仕事(フロー体験)

キャリアについて大きな決断をする時は、常に楽しさ・お金・フロー体験の組み合わせ方が理想に近づくような決断をするべきだ。さらにその際、適切な仕事内容と最高の労働条件の両方が揃っている必要がある。素晴らしい仕事でも、無理な勤務時間を強いられれば、いずれはストレスが溜まってバランスを欠くことになる。

理想の労働条件を考えるにあたっては「勤務時間の柔軟性」「報告と説明責任」「職場環境」「貢献の感覚」「共同」「商品あるいは測定基準」「安定性」といった要素を考慮する必要がある。

適切なスキルを磨く

囚われの身から脱出に成功した人たちは、適切なスキルを磨くことに専念した時に、成功に一番近づいている。その上、彼らは「誰でも何らかの専門家である」「何か1つ得意なことがあれば、他にも得意なことがある」という事実を認識している。自由になるためには、柔軟な発想が求められる。そこから適切なスキルの習得が始まる。

①現在のスキルを知って、それを応用する
・得意なことのリストを作成する
・最低1つ、やりたくないことと苦手なことを書き出す
・2つのリストを見て、何をレベルアップすべきなのかを見極め、集中する

②ハードスキルだけでなく、ソフトスキルも磨く
仕事と直接関わる技術的なハードスキルだけでなく、生活と仕事の両方で何をするにも役立つソフトスキルを磨けば、価値が高まる。
・書く力と話す力を伸ばす
・交渉力を身につける
・最後まで成し遂げる力と、継続する力を磨く
・便利なテクノロジーを楽に使いこなせるようになる

自分の特技を見つける

自分の「得意なこと」が何なのかわからない時は、毎日会って話をしている人たちの手を借りれば答えが見つかるかもしれない。以下の方法によって、何を提供できるか、自分が得意で稼げることは何かを知る。
・これまでに他人のために解決した問題を5つ書き出す
・電話相談の希望者を募る
・短時間で簡単にできる会員登録システムを作り、登録を依頼する
・相談をスムーズに進める
・電話の後のフォローを忘れない

稼げそうなスキルが何かわかったら、そのスキルを実際に安定した収入にかえる。
・レッスン、個人指導、コンサルティングなどで人に教える
・商品、講座、ガイドブック、アプリケーションなどを作る
・時間の節約につながるサービスを企画する
・このモデルを現在の仕事に応用する

他人の問題解決に重点をおけば、成功の見込みが大きくなる。