好きなことをせよ
他人と異なる結果を出すためには、他人と異なる行動をする必要がある。他人と異なる行動を選択するためには、他人と異なる思考を持つ必要がある。
結果を出せた秘訣の1つに「好きを仕事にしたこと」がある。そもそも好きじゃないことに対して多くの人はモチベーションが続かない。人間は基本怠け者であり、消極的である。しかし、消極的な人間であっても、好きなことに対しては、モチベーションが上がる。
好きなことで生きていくには余程の思い切りが必要である。だからこそ、まずは副業でいい。最初からリスクを冒す必要はない。
好きなことが顧客の共感を集める
洋服を例にすれば、「副業的に月10万円を稼ぐ学生インスタグラマー」などざらにいる。彼らは大量にフォロワーを抱えているわけでもなく、特別秀でておしゃれというわけでもない。
「好きなこと」である自分のファッションをただひたすら毎日きれいに撮影しアップし、そこで自分のファンといえるフォロワーを数百人集める。そうして集めたフォロワーに対して「私物の古着を買いませんか？」「ユニクロの服をリメイクしたので誰か買いませんか？」と働きかける。無料の通販サイトサービス「STORES」や「メルカリ」を使って、ノーリスクで行う。
人を極端に集める必要はない。今は数よりもエンゲージメントが必要である。セールス目的ではなく自分の好きな洋服、自分の好きなコーディネートをひたすらアップしているからこそ、それに共感した人が集まってきて、少数であっても関心の強いファンが構築される。
好きなことを仕事にする、ありのままで仕事をするからこそ、モチベーションが続く。また、エンゲージメントの高い顧客を獲得できる。
新しい行動をとにかく起こす
結果は行動から生まれる。いくら準備をしても、いくら頭を悩ませても、いくら勉強しても、行動していなければ無価値であり、結果には結びつかない。「まずは副業から」と考えても、ほとんどの人は行動しない。
今の時代、起こるべき可能性である与件を検討し尽くして慎重に行動するよりも、動き出して確かめる「トライ」の数を増やした方が有効である。
顧客の感情を刺激する
すべてのモノやサービスは「感情」でお金が動いている。本当に考えなければならないのは、「どうやったらお客様の感情を刺激することができるのか」である。ビジネスは「どれだけの人々に、どれだけ幸せな感情を与えたか」で対価が決定される。
客単価をあげるのは強い感情である。「洋服を教える」という題材で強い感情を与えるためには、人生を変えるほど成長してもらうほかない。メルマガでは、読めば読むほど海外のデザイン論やブランドの系譜、各国のファッション傾向など深い部分まで理解が及び、圧倒的な成長を望むことができるようにしている。
価値のない10万人より、価値のある100人の方が重要
SNSはあくまで手段である。やみくもにフォロワーを増やしても目的達成にはならない。きちんと自分の好きなこと、自分の思っていることなどを自己表現しなければならない。
数より質。自分の価値観や考え方に惹かれて集まってきてくれた人にこそ価値がある。もちろんSNSを活用する時、ただ自分の考えを書くだけで人が集まるのならばこれほど楽なことはない。時には人を集めようとする行動も求められる。但し、この時も無作為に集めるのではなく、目的意識が必要になる。