カリスマヘッドハンターが教える のぼりつめる男課長どまりの男

発刊
2017年10月6日
ページ数
238ページ
読了目安
217分
推薦ポイント 2P
Amazonで購入する

Amazonで購入する

出世する人の行動習慣とは
リクルートのトップ営業として、2万人以上の就職支援を行ってきたヘッドハンターが、出世する人としない人の行動習慣の違いを紹介している一冊。

のぼりつめていく人と、そうでない人の差

のぼりつめていく人、圧倒的に仕事ができる人というのは、次の2つを必ず持っている。

①仕事のセンスがいい
②人として気持ちがいい

センスとは、生まれ持ったものではなく磨くもので、ビジネスの場面においてはなおのこと。仕事の進め方、時間のかけ方、相手との距離感の作り方、心の配り方。仕事の場面の一瞬一瞬に、将来的にのぼりつめていく人と、そうでない人の差は如実に描き出される。

面会のアポイントをとる時は

○「こちらの希望日を3つお伝えします」
×「ご希望の日時をお知らせ下さい」

後者のパターンでは、相手を尊重したつもりで、メールのやりとりが増えて、結果的には相手に余分な手間をかけさせる。

初めて会う相手、どう情報収集するか

○社史を見る
×SNSを見る

新規営業先の場合には必ず社史(会社沿革)を見ておく。会社の歴史から大切にしていることや判断基準が見えてくる。さらにその会社の「顧客」が誰であるのかを考えて仮説を立てることが大切である。

初訪問の営業先に早く着いたら

○受付の内線番号表を見る
×スマホで時間をつぶす

内線番号表に書かれている部署名は、多くの場合、その会社のコア事業の部門がトップに記載され、次いでコア事業に近い部署順に並んでいる。ここから、会社の組織づくりへの考え方や、力を入れている領域などを知ることができ、相手の課題やニーズを掴みやすくなる。

提出書類はいつ出すか

○どうせやることをすぐにやる
×そのうちが必ずデッドラインになる

のぼりつめる人は、どのみちすることであれば、少しでも早く実行した方が価値が高まるということを知っている。提出物であれ、確認作業であれ、報告、連絡、相談、すべてにおいて、とにかくリアクションが早い。

誰を味方につけているか

○キーパーソンを味方につける
×直属の上司の顔色をうかがう

部下が新しい取り組みに挑戦したいと申し出ても、受け付けない上司もいる。その上の上長や役員など意思決定権や影響力を持ったキーパーソンを味方につける。オススメはランチに誘うこと。

「時間が足りない」をどう解決するか

○スタイルを変えて「2時間」を余裕でつくる
×睡眠を削って「30分」を何とかつくる

時間の大切さについて、部下や後輩にきちんと伝えられる人は、時間をどう生み出すかについても、高い意識を持ち、実践している。特に余裕を持って朝の2時間を生み出している。

課題山積み、寝ても覚めても仕事のことか

○寝る以外に「無」になる時間をつくる
×寝るのが一番の楽しみ

エグゼクティブたちは、共通して「無になる時間」を意識的につくっている。特に多いのが走ること。「寝る以外に、無になる時間をつくっているか」が仕事の生産性や日常の活力には必要不可欠である。

次々に紹介してもらえるか

○「3度お礼の連絡」をする
×「どうなった?」と相手を不安にさせる

トップの業績を挙げている人は、顧客開拓に時間と労力を費やすことなく「紹介」によって新規顧客を獲得している。分かれ道となるのは、紹介を受けた後の対応。「また誰かにおつなぎしよう」と思えるのは、紹介後の進捗と結果を逐一教えてくれる律儀さを感じる人である。