世界一ワクワクするリーダーの教科書

発刊
2020年1月18日
ページ数
264ページ
読了目安
232分
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職場を変えるシンプルな方法
組織を変える「すごい朝礼」で有名となった居酒屋「てっぺん」の代表が、職場を活性化させるために必要なリーダーシップについて紹介する一冊。

究極のリーダーになるたった1つの条件

チームづくりにおいて、リーダーが「どんな心で」「どんな姿勢で」「どんなあり方で」仲間と接しているのか。それこそが最も大切なことである。

リーダーの「あり方」が、チームをつくっている。
リーダーの「あり方」が、人財を育てていく。
リーダーの「あり方」が変化する時、チームは劇的に変わる。

リーダの「あり方」で最も大切なことは「ワクワクしていること」である。成功する人には、成功する脳の状態がある。成功する人は、ワクワクしているから潜在能力が引き出され、成功していく。成功したからワクワクするのではなく、ワクワクしているから成功する。

感情が先で結果が後

心が変われば、結果が変わる。

心 × 行動 = 結果
どんな心で × 何をするか = 結果(未来)

多くの人たちは「何をするか」の「やり方」ばかりを重要視してしまいがちである。しかし、どんな素晴らしい方法も、無理にやらされてやったり、ダラダラした心でやっていても、良い結果は出ない。究極のリーダーたちは、この「どんな心で」の心のあり方を重要視し、意識を向けている。

人間は楽しんでいる時には余分な力が抜けて、最大限に力を発揮できる。どんなことでも面白がり、楽しめるようになったら無敵である。

リーダーの生き様が組織をつくる

職場の雰囲気が変われば業績は変わる。業績を上げたければ、まずは職場の雰囲気を良くすること。職場の雰囲気をつくっているのは、リーダーである。即ち、リーダーがどんな心の状態でいるか、リーダーのメンタルがチームの空気をつくり、結果をつくる。

社長のメンタルは職場の空気に影響を与え、社員の仕事の質に影響を与える。そして、業績に影響を与えている。

リーダーシップには「メンター型」と「コントローラー型」がある。コントローラー型とは、権限や恐怖、飴とムチで相手をコントロールして動かすリーダーシップである。これは簡単に人が動くが、依存型人材を育ててしまう。「指示がないと動けない」「リーダーの顔色ばかり伺う」など他人や環境に依存する人材になってしまう。

依存型人材ではなく、自立型人材を育てるのがメンター型リーダーシップである。メンター型は、権限や恐怖を使わない。「憧れ」と「尊敬」を使う。憧れと尊敬で仲間のやる気を引き出し、チームの力を最大限に発揮し、最高の結果をつくる。

メンター型リーダーに最も重要な条件が「生き様」である。何を教えるかではなく、どんな生き方をしているか。やり方ではなく、どんな「あり方」を魅せていくのか。

生き様は選べる。自分自身が、どんなリーダーになりたいのかを明確に決めることが大切である。リーダーは部下を「能力」で見る人が多いが、部下はリーダーを「人間性」で見ている。リーダーの生き様が組織をつくる。

ワクワクするから成功する

夢を実現しているリーダーは、仲間を夢にワクワクさせている。ワクワクは、仲間を引き寄せる力になる。夢を叶えるポイントは、心からワクワクすることにある。心から楽しむことである。そのためには、自分が心からワクワクする「ストーリー」をつくればいい。

日本には昔から「予祝」という夢の叶え方がある。「予祝」とは、夢が叶う前から先に喜び、先に祝うことで、夢を引き寄せること。予祝は、心を喜ばせる最強の方法である。