初対面でドキドキしている時こそ、「にっこり笑顔」で挨拶
相手の顔を見て、笑顔で挨拶をする、それが相手と打ち解ける第一歩である。笑顔というのは、自分が思うよりもずっと効果があるもので、相手の心を開く鍵になる。本能的にあなたに敵意がないですよ、と感じさせるのが笑顔。初対面ならなおさら意識をして、大げさかなと思うくらい「にっこり」するのがちょうどいい。
そして、心の中の言葉も大切。気持ちというのは、相手に必ず伝わる。雰囲気も含めて全身全霊で「あなたと一緒にいい舞台を作りたい」と思っていると、言葉やしぐさに、必ずそれが現れる。すると、相手にもそれがわかって、打ち解けるきっかけになる。好意を持てば、好意が返ってくる。
本題に入る前の雑談は、自分から「答えやすい質問」をする
仕事の話に入る前に、すぐに答えられる簡単な質問を投げる。場を温めるというか、こなれた雰囲気にする。自分から質問することで、相手に「あなたに興味があります」「あなたの話を聞きたいんです」という信号を送る。
ちょっとした雑談のような質問をまず冒頭に持ってくることで、硬い雰囲気や要らぬ緊張がほぐれて、その後の盛り上がりにつながる。
相手を好きになることで、すべてがうまくいく
会話のテクニックで重要なのは、たった1つ、「相手を好きになる」ことである。好きだと相手に興味が湧くので、まず質問が止まらなくなる。そして、その人の話す言葉は少しでも聞き洩らさないぞと、ちょっと前のめりに聞く姿勢になる。その態度は相手にも伝わる。
相手が興味深そうに自分のことを見て、きちんと話を聞いてくれていたら、この人は自分に好意がある、と安心して打ち解けられる。それは言葉ではなくて態度で伝わるものである。
但し、会う人全員の「すべて」を好きになるのは無理である。会話に必要なのは相手を好きになることだが、それは相手の一部でいい。それが本心であれば、好意はきちんと伝わる。本質的なところでなくても、第一印象で見えているところでいい。
相手の話をひたすら聞くことで打ち解ける
会話は話すよりも「聞くこと」を心がけると、相手が打ち解けてくれる。「聞く」と「しゃべる」のイメージは、9対1ぐらい。相手の目をずっと見て「あなたの話にすごく興味があります」という態度で聞いていると、相手も「この人は、表面上で聞いている訳ではないんだな」「本当に僕のことをわかろうとしてくれてるんだな」と思ってくれる。お互いの心の中でわかり合える感覚がある。そうするとだんだん打ち解けてきて、信頼関係が築かれる。
自己紹介では自分のキャラがわかるネタを入れる
初対面では、お互いの情報がないと不安になる。先に自分から、こちらの情報を出して、相手に安心してもらい、その場の雰囲気をほぐすのも、会話を盛り上げるためには大切である。
直近のエピソードを入れたり、「こんなことが大好きな私です」という好きなものを入れたパターンで、笑ってもらえる話にすれば場が和む。