まずは臆せず打席に立ってみる
野球で一番大事なのは、打席に立つこと。打席に立たなければ、絶対にヒットは打てない。ビジネスも全く同じ。「失敗したくないし、責任を取りたくないから、関わらないでおこう」という姿勢では成長できない。
とにかく打席に立ち続けると、打てるようになってくる。打席に立つことを恐れて、結局、何もしないで人生が終わったら、「あの時やっておけば良かった」と後悔する。もちろん準備は大事。情報を集めて、リスクを計算して、打席に立つ。完璧な準備など絶対にできないから、ある程度準備したら、あとは打席に立つしかない。
言い方を工夫してNoを伝える
サラリーマンとして20年以上やってきて、わかったことは「Noと言わない人は出世する」ということ。単純にイエスマンになれということではなく、大事なのは「言い方」である。
「お言葉を返すようですけど、B案もあると思うのですが」をつけてから、さらっと「おっしゃる通りA案でやってみましょう」と言う。つまり、一応自分の意見を伝えつつ、最終的には上司の判断に従う姿勢を見せる。まず、上司の判断を尊重する姿勢を見せて、「はい」と言う。そして自分の意見は、ちょいちょい工夫して入れていく。これが、サラリーマンとして生き残り、出世するコツである。
「なんとかなる」ではなく「なんとかする」
ビジネスで何か問題が起きた時、「なんとかなる」というのは「自分では何も考えていない」ということと同じ。「なんとかするために、何をするのか」を常に考える必要がある。
「なんとかなる」というのは受動的。しかし「なんとかする」というのは能動的。自分が状況を変えるために動く。この癖をつけておけば、どんな状況になってもパニックにならないし、乗り越えられる確率が高まる。
「なんとかする」という思考の癖をつけるためには、普段から自分が中心でないプロジェクトでも、ビジネスケーススタディくらいの気持ちで「自分ごと化」していくといい。今の立場がどうあれ、社長になったつもりで考えると、ビジネス脳が鍛えられる。
会議で意見を通す
会議で意見を通すために大事なことは3つある。
- 準備
何を言うか、どういう資料(数字や根拠)を用意するか、徹底的に準備する。 - タイミング
問題点が出尽くした後に、最後に自分が考えてまとめたような意見は好意的に受け取られる。 - 反対意見への対応
反対する人の意見にまず寄り添う態度を示した上で、その意見の肉付けをしてあげているかのように自分のアイデアを説明する。
そして、一番大事なことは諦めないこと。1回の会議で意見が通らなくても、次の会議で別の角度から同じような提案をすると、本気だと思われる。
声が大きくて、よく食べる人は出世する
出世する人には、共通する3つの特徴がある。
- 声が大きい
声が大きい人は、それだけで自信があるように見える。 - よく食べる
会食や接待の機会でも、モリモリ食べていると存在感も増す。 - 嘘をつかない
失敗したらちゃんと報告するし、できないことは正直にできないと言う。一度嘘がバレると信用を失い、出世できない。
経営的な視点を磨く
経営は技術である。その技術のコアになるのが「パターン認識」。自分で商売を始めると、「こういう状況がこうなったらこっち」という判断の積み重ねになる。AかBかで迷う時、正解は常に1つしかなくて、その1つを導き出すのは、センスでも気合いでもなくパターン認識の数、経験である。
経営者でなくとも、会社員なら何がしかの商いに関わっているから、経営的な視点を持つことは大切である。「社長ならどう判断するか」と考えながら仕事をする習慣をつければ、独立した時にも、出世した時にも、必ず役に立つ。
良い上司を見つけて学ぶ
サラリーマン人生で、一番大事なのは、どんな上司に出会うかである。良い上司の下で働けば、成長できる。悪い上司の下では、潰される。年齢も役職も関係なく、この人から学びたいと思える人を見つけて、その人の背中を見て学ぶのが、成長のための一番の近道である。
良い上司の条件は3つある。
- 部下を信じる
自分を信じてくれる上司がいると部下は「この人の期待に応えたい」と思う。 - 教え方がうまい
ただ「やれ」と言うだけでなく「こうやるんだよ」とちゃんと教えてくれる。 - 厳しいけど温かい
厳しさの裏に温かさが伝わってくると、部下は怒られても嫌な気持ちにならない。
積極的に人と会う
どんな人と出会えるかによって人生は大きく変わる。特にサラリーマンをしていると、会社の同僚、家族、友人、近所の人、毎日会う人が大体決まっている。そうすると、どんどん世界が狭くなっていく。新しい刺激がないから、考え方も凝り固まってくる。
たくさん人に会っている人は、引き出しが多い。いろんな人の考え方を知っているし、いろんなケースを見ているから対応力がある。そういう人は魅力的である。