近所の人がやりたがらない重労働をやってあげる
ジェームス・スキナーという経営コンサルタントは、講演で次のことを言っていた。
人がお金をもらえるパターンは3つしかない。
①人がやりたくないことをやってあげる
②凡人ができないことをしてみせる
③リスクをとってリターンを得る
「どうやったらお金をもらえるか」は何通りも方法があっても、「どんな時お金をもらえるか」は3パターンだけ。そのうち誰でも実行できるのは、「人がやりたくないことをやる」だけだ。経済の原則として、まずは理解しておく必要がある。
まかないがつく店でバイトせよ
人間が生きていく上での最低限と言えば、衣食住である。その中でも最重要なものを1つ選ぶとすれば食だろう。これだけはなくしてしまったら死んでしまう。だからどうしてもお金を出すしかない。
この出費を抑える一番の方法は、まかないがつく飲食店で働くことである。そうすれば、食費をタダにできる。貧乏な時期に選択の余地などない。目をつぶって食べ、一刻も早く貧困の負の連鎖から抜け出すことを目指すしかない。
徹底的に誰かの思考を取り入れてみる
ジェームス・スキナーは「どうしてすごい人たちと会えるのか」という質問に対し、次のように答えていた。「本当の成功者というのはモデリングされたい。自分がどうしてこのような結果を出せたのか、人に伝えたくて仕方がないのに、弟子がいないという場合が多い。だからそれを真剣に学びたいと伝えると意外と会えることが多い」
だから、仮に教わりたいとお願いしてみること。それで断ってきたら、気にしなくともよい。
貧乏人は部活にかまける暇はない
中流階級、親に余裕がある子供が好きでテニスなり剣道をやるのはいい。しかし、貧乏人にそんな余裕はない。今の時点で自分の才能が何かわからない、見つかっていないというなら、とにかく働いてお金を貯めることだ。
貧乏人が部活をやっていいのは、プロになって稼げそうな場合と推薦で名のある大学に入り、奨学金をもらえる場合だけだ。
まずはメルカリで1000円稼いでみる
結局のところ、成功したいと口にする人の大部分が成功できないのは「失敗を恐れすぎる」「失敗した時の恥の感情に耐えられない」からだ。その点、メルカリであれば登録の時に最低限の住所氏名を打ち込むだけで、それが公表されることは一切ないし、取引相手にさえ何も伝える必要がない。元手はスマホ1台で、家の中にある不用品であれば仕入れ値もゼロである。
そして一度でもここで販売の実績を作れば、あとは加速度的に広げることができる。なんでもそうだが、1を2にするのは難しいことではない。大事なのはとにかく自らの手でモノを売ったという実績と自信である。