経験という名の進化をしろ
今やSNSの台頭により、変化のスピードが尋常ではないほど速くなった。以前は1年かかって作られたものが、1ヶ月、2ヶ月の内にあっという間に消費され、すぐに消え去ってしまう。
情報過多で混沌としている時代だからこそ、ルーティーンの日々から脱却し、新しい刺激を自ら掴みにいき、価値観を上書きし、未来に向かって行動し、進化し続けていかなければならない。
「経験」というものを何よりも大事にしている。自分の経験値になること、生活に活かせる新しいことをやってみると、どんどん常識や固定観念が外れていく。マインドフリーになり、より自由でより面白い人生を創り出すことができる。そこにこそ、この混沌とした時代をサバイブするチャンスがたくさん転がっている。
人生は毎分毎秒、決断の連続でできている。その決断の連続が1年につながり、10年につながり、人生につながっていく。より良い決断というのは、自分の心に正直に、本能に従って、自分に正解だと思うことをしていくこと。そうした日々の小さな決断を、人は無意識に「直感」でやっている。その直感は「経験」からきている。つまり、経験の数が多ければ多いほど、直感の精度が高まり、瞬間瞬間でベストな決断ができるようになる。
時代の変化はますます速くなり、今まで勉強してきたことや経験してきたことが通用しづらい世の中になった。今までの経験や知識が使えない状況の中で、臨機応変に経験の数を掛け合わせ、どう生き延びるのかを即座に判断しなければならない。その状況にベストな解をスピーディに出せる自分になっておく必要がある。そのためには、経験の装備と、その経験をミックスさせて加工する力が必要となってくる。経験があればあるほど、後悔しない決断ができ、正解を出すスピードも段違いに速くなる。
唯一こだわっていることがあるとしたら「未来」について。マインドフリーになるのも、お金を稼ぐのも、あらゆることにリスクヘッジをかけているのも、すべては「好きな時に、好きな人と、好きなことを、好きなだけやりたい」からだ。未来の自分にそうした選択肢を与え続けたい。
自分の人生の自己投資や資産になるような経験は、若いうちにすればするほど、そこで得た経験や知識が使え、未来の自分をより豊かに、幸せにすることができる。積み上がった経験は資産であり、未来の自分への投資そのものである。
言語化で未来は変わる
どんな人でも、自分の役割や稼ぎや売上を一旦取り払って、「人としてどう幸せに生きるか」ということを立ち止まって考える時間を持つことは、大事なことだ。「自分は本当に自分の人生を生きているのだろうか」という違和感に気づいたら、少し立ち止まって、自分自身と向き合ってみること。
違和感の声は小さいし、常識や固定観念に潰されやすい。だからこそ、忙しさを言い訳にして、違和感を感じても見て見ぬふりをしたり、感じたこと自体をスルーしてしまうのはもったいない。
自分の中に芽生えたモヤモヤした違和感を、言語化する。言語化すると、その違和感を言葉として認知できるようになり、認知できるようになると、面白いように人生が変わっていく。言語化は認知の鏡であり、自分がどういう人間であるのかを深く知ったり、自分のやっていることを人に認知してもらいたければ、言語化していくことが必要不可欠になる。
経験の数を増やしていくと「なんかモヤモヤするな」「なんか嫌だな」と感じることも増える。こうした日々の違和感をキャッチし、深く掘り下げて考える。違和感には、お金や時間、人脈、情報が山のように眠っているからだ。
海外に行くと、日本の常識では考えられないような場面に出くわすことが多々あるので「型」を見つけやすい。そしてその「型」を外すためには、やはり自分の中の「違和感」をスルーせず受け止めていくことが大事になってくる。「それって本当なのかな」と常識を疑い、徹底的に違和感を磨き上げていく必要がある。直感は外れるが、違和感は外れない。
慌ただしい日々の中で、仕事に忙殺されていると、自分の心の声である違和感に気づくことができない。違和感を無視して、目の前にある緊急だけど重要でないことばかりに時間を使っていると、次第にストレスでいっぱいになる。だからこそ、自分が感じている違和感に気づき、それを掘って言語化していくことを、最重要なこととして位置付ける。違和感を掘るのは、未来の自分を生きる準備そのものだ。自分に向き合うにはパワーがいる。しかし、こうした自分の未来を見据えた行動をしていくことこそが、サバイブする力に直結していく。