なぜホテルの素人がホテル事業を始めたのか
これまでに遠赤外線等による次世代冷暖房システムの製造販売やヘルスケア商品の販売、生活雑貨店や飲食店の経営などを手掛けてきた。ホテル経営については全くの門外漢だった。しかし、「このホテルは絶対に成功する」という自信しかなかった。
つくりたかったのは「利益を追求するだけのホテル」ではなく「泊まれば泊まるほど、健康になれるホテル」。このコンセプトに絶対的な自信があったからこそ、『ホテル グレートモーニング』の物語が幕を開けた。
FUTAEDAの主力事業となっているのが、石の持つエネルギー(周波数)を活用した次世代冷房システム『F-CON』の製造・販売。F-CONは、室内に設置した特殊セラミック加工を施したパネルと、部屋の壁や天井の表面に施した特殊セラミックコーティングとの間に生じる遠赤外線等の輻射熱作用によって人の体感温度の調節を行うという、全く新しい空調システムである。
冷・温風を出すことで室内の空気を冷やしたり温めたりするエアコンと違い、F-CONは物質の振動による熱移動という自然の原理によって人の体感温度を調節する。そのため冷暖房時にも風が発生しない。風を起こすためのファンを回す必要がないため、エアコンのような運転音もせず、風によるほこり等の巻き上げも発生しない。
エアコン使用時の風に当たることによる喉の痛みや体のだるさ、乾燥、温度ムラ、運転音などの悩みと無縁。夏は洞窟に入った時に感じるような爽やかな涼しさを、冬は陽だまりの中にいるような穏やかな暖かさを、無音で静かにもたらしてくれる。
このF-CON開発当初から、本当の快適さを知ってもらうために1日を通して違いを体験して欲しいという思いがあった。そこで「全館にF-CONを体験できるモデルルームとしてのホテルをつくればいい」と考えた。
常識破りのホテル経営
2018年、福岡市博多区店屋町に『ホテル グレートモーニング』はオープンした。ホテルの最大の特徴は、次世代冷暖房システムF-CONの体験型宿泊施設であるということ。客室からロビー、バックヤードまで館内すべてにF-CONを導入し、どこにいても「健康的で快適な空間」に包まれた時間を過ごして頂けるホテル。
「健康な人の一番の特徴は何だろう」と考えて、真っ先に思い浮かんだのが「朝の目覚め」だった。心も体もシャキッとする爽やかで気持ちのいい朝の目覚め。そこで閃いたのが「素晴らしい朝」というコンセプトだった。そこで『ホテル グレートモーニング』と命名した。
既存のホテルグループと業務提携したり、清掃やメンテナンスを外部業者に委託したりせず、すべての業務を『ホテル グレートモーニング』のスタッフだけで行おうと考えていた。やるからには「自分が思い描く理想のホテル」にしたい。
そこで、従来のホテル業界の常識に縛られない独自のルールを決めた。
- ホテルの清掃はすべて、フロント担当も含めたスタッフが行う
- スタッフが使うバックヤードもすべて客室と同じクオリティにする
- スタッフを中途採用する際にホテル業界の経験者は選ばない
業界の常識や慣習に染まっていないからこそ、その業界で新しく生み出せる何かがある。知らないからこそ、大きく飛躍できる可能性がある。
奇跡のホテルのこだわり
『ホテル グレートモーニング』が「健康的な快適さの提供」を実現するために徹底していることには、次の6つがある。
- 空気
全館、全室に風のない冷暖房システムF-CONを採用。常に清潔で肌や喉にやさしい空気環境を維持することができる。 - 水
各客室に独自開発の水素水を常備。飲用水だけでなくシャワーや洗面所など客室で提供する水もすべて、独自フィルターによる浄化・濾過を徹底し、限りなく湧水に近いクオリティの水が出てくる。 - 眠り
上質な睡眠を追求するために寝具のクオリティの高さを追求。客室のベッドには「竹製」のフレームを採用。また羽毛布団とマットレスは京都の老舗寝具メーカーと共同開発した。 - 自然素材
キーポイントが竹製品の採用。館内に置かれている家具を竹家具で統一。客室に備え付けのタオルなどには「竹繊維のタオル」を採用。 - 食
爽やかに目覚めたグレートな朝に欠かせない「朝食」は、全室ルームサービスで提供するスタイルを採用。チェックアウトギリギリまで部屋でゆっくり朝食時間を楽しんで頂ける。 - 環境
F-CONは、エアコンに比べ5〜10%もフロンガスの排出量を低減。屋上には菜園を設置。コンポストを活用して堆肥を使用し、収穫したミントやハーブを朝食などで提供することで、100%循環型サービスの実現を目指している。
『ホテル グレートモーニング』は、2022年に楽天トラベルの「福岡人気ホテル・旅館ランキング」で総合1位を獲得。楽天トラベルの口コミによる総合評価では、今なお「5つ星満点」の評価になっている。