なめられない品格 誰からも信頼されるようになる8つの力

発刊
2024年7月9日
ページ数
312ページ
読了目安
410分
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自分の強みを言語化し、自己信頼を築く方法
自分の強みを自覚し、それを発揮し、内面から自信を持つことで品格を手にいれることができる。特に自分に自信を持つことが苦手な女性へ向けて、自分の強みを言語化し、内面からの自己信頼を得るための方法が紹介されています。

8つに分類された強みから、自分自身にどのような強みがあるのかを判断することができ、自分の能力を発揮し、自信を持つために役立てることができます。

自分に自信を持つ選択をする

私たち1人1人が人生において揺るがない品格を持ち、なめられなくなる技術を習得すれば、周囲に振り回されることなく集団に貢献するチャンスが得られる。女性の足を引っ張る最大の要因の1つが「自分の価値を知らない」ことである。まずは自身の価値について十分に理解する必要がある。

自分の強みを評価し、それを発揮した時に真の自信を感じる。自分にしかない強みを理解すれば、その長所を信頼することができ、他人からもそこに目を向けてもらえる。

 

8つの強み

自信を8つの分類し、特定された「1番の強み」は次の8つである。ほとんどの女性は、少なくとも1つか2つの1番の強みに秀でている。他の強みについては、時々発揮できたり、全く発揮できなかったりする。自分が持つ強みの組み合わせが土台となる長所である。

最も得意なことを知り、成長させたい部分に気づくことで、完全な品格が手に入る。本物の品格とは、自分の強みに裏打ちされた骨の髄からの自己信頼である。

 

①主導する力:戦略的思考で先を見通し人を導く

この強みを発揮できる人は、戦略的な思考の持ち主で、長期的なゴールに向かって取り組むことができる。方向性を積極的に示して人を従わせる能力がある。説得力があり、具体的な、価値観をベースにした測定可能なミッションを描くことができる。コミュニケーションが明快で、人のやる気を高める能力に秀でている。成功の中心にあるのはチームビルディングである。

 

②目立つ力:エネルギッシュに人前に出る

この強みを発揮できる人は、自信の表現が公の場に向けられていて、そのパワーの大部分を聴衆から得ている。古典的な外向性と芸達者な才能で、人を楽しませ気分を高揚させることができる。熱心かつ活発に関わり、注目を浴びるのが好きで、人との接触を強く求める。

 

③成果を出す力:粘り強く物事に挑戦する

この強みを発揮できる人は、目標志向型で、一貫性があり、粘り強い性格である。勝者のマインドセットを持っていて、最高の基準に沿って自分の限界を超えて挑戦することで価値を得るのが自然だと考えている。常に前進することに意識を向けていて、ゴールが明確な時に成長し、目標達成のために多大な労力を注ぎ、努力が実った時に喜びを感じる。

 

④与える力:献身的で他人に安心感を与える

与える力は、寛大な配慮と温かいサポートで他人に奉仕することで表現される。共感力があり、勤勉で献身的である。この強みを持つ人は、人に対して深い責任を感じる。人に頼られ、始めたことは必ず終わらせるという決意を常に持っている。親切を示し、他人の困りごとに耳を傾けるのが上手なことに加えて、困りごとを解決する方法を見つける能力を備えている。

 

⑤頭脳の力:合理的にかつ冷静に物事を掘り下げる

この強みを発揮できる人は、知識によって支えられている。資料を揃えて準備し、専門知識からパワーを得る。常にきちんとしていて決して油断せず、寡黙で誠実な熟練者といった雰囲気で、合理的かつ論理的な人生観を持っている。分析的かつ客観的で、事実に重点を置いた知識の宝庫のような存在である。

 

⑥創造する力:革新的なアイデアを実現する

この強みを発揮できる人は、アイデアが未来を形作ると固く信じている。独創的で先見の明があり、誰よりも大胆な夢想家であり、開拓者の精神を持って革新と進化を推し進める。現状や常識に挑戦することに抵抗がなく、アイデアを形にできた時に最も幸せを感じる。想像力豊かな好奇心と野心ある決断力を組み合わせることで、ゼロから何かを生み出すことができる。

 

⑦楽観の力:共感力があり、肯定感が高い

この強みを持つ人は、この世は得られる限りの最高の世界であり、最終的には善が勝利すると信じている。信じることが、恐れずに自由な人生を送るための活力である。このタイプの人は、あらゆる人と状況を、肯定的なレンズを通して眺める。どんなことにも良い点を見出し、世の中を良くする潜在能力を自分に感じている。

 

⑧自分を支える力:確固たる自分を持ち、他者に振り回されない

この強みを持つ人は、外部からの評価を必要としない。称賛に頼ることなく、冷静に自分を信じている。自分の価値があると知っているので、人と比べたり、羨ましがったり、地位を追求したりということに心を揺さぶられない。確固たる自己を持っているため、どんな状況でもおじけずに冷静に行動する。

 

自信を自由に使いこなす

自分の中にある自信を言語化した途端に、それを見ないわけにはいかなくなる。そして、次の3つの段階を経験する。

  1. 自分の中にある「強み」に気づく
  2. 自信を言語化することの威力を理解する
  3. 自分の「強み」を称賛する

 

自分の才能への感度を高めて、人との関係ではなく自分自身との関係において、自分の力と主体性を理解する。