売れる文章術

発刊
2014年11月8日
ページ数
268ページ
読了目安
293分
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推薦者

文章をセールスに結び付ける
ソーシャルメディア時代には、共感を呼ぶ文章が欠かせない。いかに相手の共感を呼び、セールスに結びつく文章を書くか。様々な事例を紹介しながら、売れる文章術が紹介されています。

売れるプラットフォームを作る3ステップ

「売れるプラットフォーム」を作るためには、マーケティングの設計図が必要である。設計図を描くために最も重要なのは、お客様が「どこであなたを見つけ」「何に興味や関心を持ち」「なぜ商品が必要かを知り」「いつ商品を購入し」「どのようにハッピーになるのか」という導線(流れ)である。
この流れを踏まえて、次の手順で売れるプラットフォームを構築する。

 

①ストック型コンテンツを作る
・ツイッター:思いついたネタやアイデアをつぶやく
・フェイスブック:ネタ・アイデアの中で配信したい情報を配信し反応を見る
・ブログ:反応の良かった情報をブラッシュアップして記事にする

②商品を紹介する導線を構築する
・メールマガジン登録フォーム設置
・メールマガジン配信
・商品のセールスレター作成

③成約率を高める仕組みを強化する
・無料プレゼント作成
・無料プレゼントのセールスレター作成

 

3つのステップで、まずは有益な情報を配信する。与える事で共感が生まれ、信頼関係の土台ができた上で、商品を紹介する。

 

売れる文章8つのメカニズム

①文章を書き始める前にゴール設定をする
「何のために?」という質問が文章のゴールを引き出してくれる。多くの人と文章を通じてコミュニケーションを図る場合、ゴールを明確にする事が共感される力になる。

 

②相手のハッピーのために文章を書く
相手のハッピーとゴールはリンクしているので、相手のハッピーの実現を願えば願うほど、その利他の精神が相手とあなたの理想の未来を引き寄せる。

 

③相手に求める行動を明確に提示する
文章を読んだ後に相手にして欲しい行動を具体的に提示しなければ、せっかくの文章も結果につながらない。共感が生まれた後、相手は取るべきアクションを明確に提示して欲しい。
求める行動は1つに絞る。「登録して!」「いいね!して」「紹介して!」といくつもの行動を一度に提示すると、結局何ひとつとして行動してもらえない。

 

④ネガティブシンキングを文章に取り入れる
クレームが感謝のお礼に変わる事はよくある。普通であれば、見えないように蓋をしてしまいたい相手のネガティブな側面に想いを寄せる事で、今までにはない深い共感や、今まで見えていなかった強みやウリが浮かび上がる事がある。

 

⑤ストーリーの力を借りる
人の心が動く時、そこにはストーリー(物語)がある。ストーリーに引き込まれ、ストーリーの中にいる時間が長ければ長くなるほど、相手はあなたへの共感を深めていく。

 

⑥「論理×感情×あなたらしさ」で文章を組み立てる
「売れる方程式」は、「感情」と「論理」をいかにうまくバランスさせるか。「感情」で危機感やワクワク感を喚起し、「論理」で納得させる。
ソーシャルメディア時代において、「感情」と「論理」だけでは共感される文章にはならない。もう1つ「あなたらしさ」という要素が重要である。何を売るかではなく、「誰が」売るかに、お客様はフォーカスするようになった。だからこそ、同じような情報が溢れる透明性の高い情報社会の中で、読まれる文章には「らしさ」が求められる。

ポイントは「具体的な1人」を思い浮かべ、目の前にいるその人に対する言葉がけとしてメッセージを浮かび上がらせること。

 

⑦あなたの望む世界観を表現する
あなたの商品を手にする事は、あなたの想い描く理想の世界を実現させるための通過地点である。心地良い世界観を文章から感じられるとお客様は共感するようになる。

 

⑧5つの文章構成(ストーリー)の型で、文章を劇的に変える
・なんで→なるほど→それならば
・序論→本論→結論
・共感→新しい世界→次のステップへの呼びかけ
・旅立ち(決意)→試練(葛藤)→帰還(結末)
・自分自身→私達→今やる