完璧じゃなくていい、勇気ある女になろう

発刊
2024年1月31日
ページ数
252ページ
読了目安
330分
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勇気を育てるための方法
女性たちに自信と勇気をもつことの大切さを説いている一冊。著者自身がこれまで周囲の期待や気持ちを優先してしまっていた人生から、夢に向かって挑戦し、失敗して学んだことが書かれています。

男性と異なり、女性は小さな頃から親や教師などに、失敗しないように大切に育てられることが、結果的に挑戦することを苦手にすると言い、女性が勇気を育てるための方法を教えています。

女性はリスクを冒して挑戦するのが苦手

多くの女性は、自分の苦手なことはやらない。自信が持てること、馴染んでいることの先にあるものに挑戦してみようという人は少ない。一方で、男性の大半は、失敗したらどうしようとか、バカみたいに見えたらどうしようといった不安が女性より少ない。

では女性はなぜ尻込みしがちなのか。問題はこれまでの育てられ方だ。親や教師はあくまでも女の子のことを思って、苦手なことは遠ざけて、それぞれの得意な分野へと導いていく。そうやって、女の子の心が傷ついたり、成績が落ちたりしないようにする。親が娘を守るのは、愛情と思いやりがあるからだ。しかし、そのせいで、女の子は大きくなってからも、リスクを冒したり、夢を追ったりするのが苦手になる。

 

男の子には自分で考えて行動する自由が与えられているし、親に指示や手助けをされることなく何かに挑戦すると、褒めてもらえる。男の子は勇敢になるように、女の子は完璧になるように育てられる。女性が、失敗を恐れて挑戦しないのはそのせいだ。

しかし、ちゃんとできなかったり、受け入れてもらえなかったりすることばかり心配していると、自分で自分の夢を踏みにじり、幸せになるチャンスを狭めることになる。

 

勇気があるとは、どういうことか

勇気の形は様々だし、そのどれもが大切で価値がある。家族に認めてもらえない人生やパートナーを選んだ女性、シングルマザー、母親にはならないという内なる声を尊重した人、みんな勇気がある。自分は何でもうまくこなせるという幻想を捨て、助けを求める覚悟を持った女性も勇気がある。

目立つこと、大胆なこと、つらいことをするのだけが勇気ではない。期待されていることをせず、自分に正直でいるのも立派な勇気だ。自分がやりたくないこと、特にそのせいで友人や大切な人をガッカリさせるかもしれないことに「ノー」と言うのは、それだけ自分を尊重しているからで、とても勇気のある行動だ。

 

大事なのは、表面的な勇気ではなく、本当の勇気を持つことだ。本当の勇気は多種多彩で複雑で、状況に応じて変化する。つまり、勇気はとても個人的なものだ。

必要な勇気は、男性のような勇気ではない。昔ながらのルールや定義にとらわれず、自分たちのやり方で、自分たちの強みを生かした勇気を示すのだ。自分らしい勇気は、世間で言われる成功ではなく、自分が望むことや自分が幸せになれることを基準にすることだ。

 

勇気の育て方

勇気を手にするための絶対確実な方法はない。挫折や困難はいつもついてまわる。それでも、やり方次第で必ず変われる。

 

①エネルギーは満タンに

自分のことより他の人にことを優先しようとし、それら全部をこなそうとするのはストレスが溜まるし、燃え尽きてしまう。ガス欠のような状態では、どうやったところで挑戦する気など起きない。勇気を出していつもの快適な空間から出るには、精神力だけでなく、肉体的なエネルギーやスタミナが欠かせない。

 

②魔法の言葉「まだ」を使う

完成された人間なんて1人もいない。みんな発展途上にある。今度、自分の限界を勝手に決めてかかって話している自分に気づいたら、その言葉に「まだ」をつけてみること。私にはまだ勇気がない。私はまだ「ノー」というのが苦手。

 

③「感情か分別か」を見極める

分別のある人は、リスクを伴う行動をする前に全体をしっかり見て、メリットやデメリットを検討する。とは言え、考えすぎたり、準備しすぎたりすると、慎重を通り越して悲惨な状況に陥る。その境目となるのが感情だ。分別をもって慎重に考えているのか、ただ感情に任せて必死に自分に言い聞かせているのか。その違いを見極めることが大事だ。心穏やかに決断できるなら、分別が働いている。

 

④自分の崖っぷちを見つける

今の自分にとって、思い切ってするのが一番怖いことは何か。もしそれができたら人生が大きく変わると思うことは何か。これを「崖っぷち」と呼ぶ。崖っぷちにはまだ行かなくていいが、少なくともそれは何かを探す練習はすること。そうすれば、意識を正しい方向に向けていける。

 

⑤「もっと怖いことは何?」と自分に聞く

怖いという壁にぶち当たったら、一度引いて自分にこう問いかけること。「これをやらなかったら、どんな代償を払うことになると思う? やるのとやらないのと、どっちが怖い?」 後悔は一歩を踏み出す強い動機になりうる。

 

⑥人にアドバイスするつもりで考える

他の人が同じ状況にある時、自分ならどんなアドバイスをするか考える。人は概して、自分よりも他の人のために考える時の方が、いい答えを導き出せる。

 

⑦毎日、小さな挑戦をする

私たちの考えや信念を変える最良の方法の1つは、行動を変えることだ。自分でやってみて、目の当たりにすれば、納得がいく。「勇気を出す」ための道は人それぞれだが、その道を毎日歩み続けていれば、少しずつ勇気が恐れにまさっていく。