持たざる者の逆襲 まだ何者でもない君へ

発刊
2023年12月20日
ページ数
176ページ
読了目安
157分
推薦ポイント 10P
Amazonで購入する

Amazonで購入する

後悔しない人生をおくるために必要なこと
ヘルスケアアプリ「FiNC」の創業者であり、格闘技イベント「BreakingDown」のCOOを務める著者が、後悔のない人生を送るために大切なことを書いている自己啓発書。

「夢や目標を持つ」など多くの人が普段はできていないことすることが大事であると説き、いかに人生の選択の質を高めていくかを書いています。

人生を決めるのは日々の選択だ

人生は選択の連続で、1つ1つの選択が積み重なって作られる。これを「人生は選択の総和」と呼んでいる。もし今の自分に納得していなければ、過去の1つ1つの選択を振り返り、自分自身の判断基準を見直す必要があるかもしれない。ただ、今の自分に納得していなくても、過度の落ち込まなくても良い。この世の多くの人は日々の選択など無自覚に生きているからだ。

 

けれど、後悔のない人生を生きるために、少なくとも未来に大きな影響を与える重要な選択については、その質を意識することが大切である。選択の質を上げるため、後悔のない選択をする上で大事なポイントは夢や目標を決めることだ。ここでの目標は必ずしも崇高なものである必要はない。お金持ちになりたいでも、モテたいでも、痩せたいでも、何でもいい。大事なのは目指す方向性を定めることだ。それらが決まれば、日々の大なり小なりの選択をそこに向かって積み上げていくことができる。

 

夢や目標を見つけるのは決して簡単ではない。夢や目標を見つける大事な方法の1つは「経験したことのないことを経験してみる」ことだ。経験したことがないものを人は好きになれないし、情熱を注ごうなんて思えない。つまり、明確な夢や目標が見つからない人は、夢や目標が見つかる経験やその経験をするための行動が足りない。だから多くのことを経験し、知ることで、自分の世界を広げ、夢や目標を見つけやすくすることが大事だ。

 

新しい経験をしようとアンテナを張ることは大事なことだ。一方で実際にはみんな時間に追われていたり、経験のために投じられるお金にも限りがある。そこでもう1つの方法が「まずは目の前のことに没頭してみる」ことだ。何のきっかけでもいいが「頑張れそうだな」と思うことにとにかく一生懸命向き合うことだ。

向き合い続けることで、そのことに詳しくなり、詳しくなる内に課題が見つかるようになる。その領域に没頭できれば得意になり、得意になれば必要とされる喜びを知り、そしてもっと好きになる。目の前のことに没頭してさえいれば、少しずつ道が拓けていき、いつしか結果として目標や使命が見つかる。

 

夢や目標を立てるのと同じくらい「それらを念頭に置き続けること」も大事である。夢や目標を念頭に置くことで日常の小さな無意識レベルから、人生を分かつような大きなものまで、その選択の質を上げることができるようになる。そもそも、夢や目標がない人が多く、持っていても平常時はほとんど忘れている人ばかりだから、意識し続けることができれば周りと大きな差がつくはずだ。

加えて重要なのが、それらの解像度を高め、実現させるためのロードマップを明確にすることだ。具体的に「何を」「いつまでに」「どのようにして実現するか」という3点を決める。活躍している人ほど、目標の解像度を上げることを大切にしている。小さなことから大きなことまで、どんな夢や目標でも、それを達成するためには、解像度を上げて質の高い選択をすることが大事だ。

 

自由な人生を掴むためには成長が必要だ

社会で活躍できるか否かは、体力や好奇心が旺盛で、人からの応援も得やすい若い時代に成長できるかどうかでその後の機会を掴めるかが決まる。会社でも早くから仕事に打ち込み、実力をつけた人は、大きな責任を担うチャンスを得て、成長しやすい。そしてさらに大きな成長機会が降ってくるようになる。

後悔のない人生を送る上では、活躍する領域を問わず、人生のスタートダッシュでいかに成長できるかが重要になる。但し、ただ闇雲に努力をすれば成長できるという訳ではない。正しい方向に努力することが成長への近道だ。

 

人が成長するには、胸がドキドキしたり、心が弾んだりする挑戦をし続けることだ。新しいことに緊張感を持って、挑戦を重ねていく中で、今まではできなかったことができるようになったりして、人は成長を遂げていく。もし居心地の良い場所で甘んじているのであれば、それは弱い自分の目先の感情を優先するあまり、将来の自由を奪っている可能性だってある。

 

成長して自由を手に入れるためには、「疑念と敬意」を持つことが重要だ。人は誰しも、物事を判断する時に、自分の知識や過去の体験、それと常識を照らし合わせるということを無意識に行う。その中で自分の中で偏ったモノの見方、捉え方をしてしまう。これを固定観念と呼ぶ。この固定観念から脱して、日常から他者から学びの吸収率を上げるために必要なのが「疑念と敬意」を持つことだ。

自分は間違っていないだろうか、思い込みをしていないだろうかと、常に自分には「疑念」を持ち、また、相手はどう考えているのだろうか、どのような意図で発言したのだろうかと、他者の考えには「敬意」を持って接することで、偏った思い込みから抜け出すことができる。一流と呼ばれる人たちが共通して持っているのが、この「疑念と敬意」の姿勢である。