愛されてしっかり稼ぐ! セルフブランディング起業術

発刊
2018年9月22日
ページ数
240ページ
読了目安
226分
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個人が起業をするにあたって必要なノウハウ
個人の起業を支援する著者が、自分らしさを活かして、どのように起業をすれば良いのかを紹介している一冊。起業に必要な計画の作り方から宣伝方法までを解説しています。

セルフブランディング起業とは

自分は何者なのか、何をお客様に提供して、どんな世界をつくりあげたいのか。自分の唯一無二の部分に着目し、その世界観を思考や行動、言葉や画像で表現し、大きな1枚の画を描くこと。それこそが、セルフブランディングである。

セルフブランディング起業では、「自分は何者なのか」「自分の役割は何なのか」「どんな未来の世界をつくりたいのか」を自分の内側に聞いて、突き詰めていく。今は、その「未来の世界」と、SNSなどを通して発信される自己開示やリアルなストーリーに共感してくれる人がお客様として集まる時代である。

「あなた」というブランドが発するストーリー・世界観に共感するお客様を引き寄せる。そして、そのお客様の夢を叶え、問題を解決する存在となり、人生への投資となるような商品・サービスを提供することで、お客様と共に共通のビジョンを実現していく。

セルフブランディング起業術

セルフブランディング起業を行うにあたっては、5つの力を身につけることが必要になる。

①実現力
まずは現在の自分の立ち位置と目的地をしっかり見定める。進む方向さえわかれば迷いがなくなり、諦めることがなくなり、モチベーションが高いまま行動が継続できるので、願いが実現しやすくなる。
まずは自分の理想とする世界の「雰囲気」をイメージする。自分が好きな映画や雑誌、お店の雰囲気などを思い浮かべ、「自分だけのストーリー」の舞台設定をする。そして、自分のストーリーと近いな、と感じるロールモデルを探してみる。

②表現力
お客様への贈り物としてビジネスをつくるための材料を集める。方法としては「あなたのリソースの発掘」と「ライバル研究」の2つ。
幅広く自身が「できること」をリストアップする。
1.プロとしてできること(強み)
2.アマチュアとして好きでたまらないこと(強み)
3.過去によく褒められたこと(才能)
4.販促ツール

起業家としてデビューする時、50人の応援者をつくることを目標とする。50人いない場合は、まだビジネスを始めるには早い。そして、自分の力で友達やフォロワーを1000人に増やす。

ライバル研究では、同業界で2社、異業界で2社以上を研究する。HPやブログ、SNSを読み込んでリサーチする。

③コミュニティ力
コミュニティ化を意識して、SNSで友達やフォロワーと関係を作っていく。そのために必要なものが「コンセプト」「コンセプトに共感する理想のお客様(ペルソナ)」「世界観のある発信」の3つ。

発信するのは、独自性のある専門家としての「専門家投稿」と「人柄投稿」。自分の専門家としての価値を高める内容であることが重要である。1日に各1つずつ、合わせて2投稿する。売れる起業家になるには「お客様のお悩み解決」や「願望を叶えるヒント」を投稿するのがおすすめ。

④商品企画力
世界でただ1つの「本命商品」を企画書にする。そして、ビジネスの看板に興味を持ったお客様が一歩踏み出しやすいように用意するのが「フロントエンド商品」である。その商品として体験会を開くのがおすすめ。

⑤販売力
商品の単価は「好きなことでしっかり稼ぐ私」になりたいなら、基本的に20〜25万円の商品をつくり、毎月4〜5人に販売して月照100万円を目指す。25万円というのは1回のレッスンやセッションの料金ではない。お客様が持っている根本的な問題を解決したり、理想の姿になるという「成果」への投資である。期間としては3ヶ月程度がおすすめ。