やってはいけない7つの「悪い」習慣 成功をひそかに妨げる「人生の落とし穴」

発刊
2019年2月13日
ページ数
333ページ
読了目安
417分
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人生の落とし穴への対処法
『7つの習慣』のスティーヴン・コヴィーの息子が、人生の7つの落とし穴への対処法を紹介している一冊。

人生の罠から抜け出すこと

罠というのは、特にゲームが始まったばかりの段階では、そもそも気づくのが難しい。罠については、罠の見抜き方と抜け出し方をちゃんと知っている人に教えてもらうのがいい。シンプルな作戦をいくつか知るだけで、取り返しのつかない事態を避けられるようになる。

人生においても、課題を単なる問題として見るのではなく「罠」だと考えること。人生でも罠を避ける戦略と戦術を知ることができる。賢い選択をして軌道修正すれば、生きる道筋を変えられると信じること。この希望が何より重要である。

成功を妨げる7つの人生の罠

①夫婦・恋人関係の罠:既婚独身者として行動する
・理由
1.相手より自分の育った環境の方が上だと思っている。
2.考え方の軸を、「私」から「私たち」へ、シフトできていない。
3.変わるのを渋る、相手が先に変わるなら自分も変わろうと思う。

・啓示的ブレイクスルー
夫婦のあり方や結婚生活について考えを共有し、実現する方法についても意見を一致させる。

成功を妨げる7つの人生の罠

②金・借金の罠:負債
・理由
1.金銭的近視眼という病気にかかり、今が良ければいいと思う。
2.他人と張り合うための消費という悪循環に陥る。
3.現実から目をそらしており、自分は大丈夫と思い込む。

・啓示的ブレイクスルー
借金の返済にゲーム感覚で取り組み、楽しく、興味深く、張り切ってできるようにする。家族全員で、スコアボードをつくり、家の中に掲示する。

③焦点の罠:取るに足りないものに夢中になる
・理由
1.エネルギーや時間や注意を傾ける価値のあるものを選別していない。
2.四六時中、インターネットにつながっている。
3.素晴らしいものを得るには時間がかかることを認識できていない。

・啓示的ブレイクスルー
必要なのは、重要でないものを選別し、どうでもいいものを切り離すこと。また、自分が最も価値を置くものに「イエス」と言えるよう、もっと頻繁に「ノー」と言えるようになる必要もある。

④変化の罠:先延ばし
・理由
1.変わることは難しい。それは面倒で苦しい場合がある。
2.人はとかく、変化を先延ばししようとする。
3.完璧なことができないなら挑戦しない方がいいという考えに囚われる。

・啓示的ブレイクスルー
環境の力によって変わらざるを得なくなるのを待つのではなく、心の声に指示された時に思い切って自分を変える。

⑤学びの罠:間違うことへの誤解
・理由
1.自分の選択に対し、責任を負わない。隠したり嘘をつく。
2.間違うことを、性格上の欠点だと考える。
3.本能的に他人に見せたいイメージを守ろうとする。

・啓示的ブレイクスルー
努力やプロセスを、最終的な結果と同じくらい、楽しみ、称える。間違いは、多くを教えてくれる。そのため、隠すのではなく、それから学ぶ。

⑥キャリアの罠:仕事に対して情熱やわくわくする気持ちを失う
・理由
1.仕事で得る収入に、経済的に依存している。
2.職場環境がつまらない。自分の力を最大限に発揮できない。
3.キャリアのコンフォートゾーンに安住している。

・啓示的ブレイクスルー
一生の仕事としてふさわしいかどうかの判断基準となる4つの側面(収入、アイデア、情熱、目的意識)のすべてに適う仕事をする。

⑦目的の罠:ため込むこと
・理由
1.人生の目的は、持ち物を増やしため込むことだと信じ込む。
2.新しいものを持てば、今より幸せになれると信じている。
3.消費という競争に夢中になっている。

・啓示的ブレイクスルー
本当の幸せは、他の人に尽くし、意義深い貢献をし、長く続く人間関係を築くことによって得られる。ものを持つことが果たす役割は補助的であり、人とのつながりより重要度が高くなることはない。