未来をつくる起業家たちのリアル

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雨が少し残った渋谷、日曜朝11時。

今回のイベントで登壇してくれたのは『未来をつくる起業家』の著者、ケイシー・ウォールさん。そして、書籍の編集を担当されたクロスメディア・パブリッシング代表の小早川さん。

ケイシーさんは、過去にベンチャー投資などを手がけたが、その際、ほとんどの投資先が潰れてしまい、日本のスタートアップの現実について学んだと言います。

今回の書籍は、小早川さんが「日本のスタートアップを勉強したい」という想いから、企画が始まり、ケイシーさんと共に取材を行ったそうです。

取材先のスタートアップ企業からは、取材後に記事の取り下げの要望などもあり、かなり苦労したようで、2作目を作りたいという話があった時には、かなり躊躇したのだとか。

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取材を通して、ケイシーさんと小早川さんが、共通で感じたことは、日本のスタートアップは資金調達ができた段階で、ニュースに記事が出ることが多く、そこがゴールになっているイメージが強いということです。

本来は資金調達後に成長し続ける企業についてフォーカスを当てられた方が、社会全体のためにもなるのではないか。

そういった意味でも、日本の学校でも、会社をつくることの本質的な意味合いを学ぶ機会を増やしていく必要があるのではないか、といった話が印象的でした。

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様々な起業家に会った時のエピソードや現実的な日本のスタートアップの課題、スタートアップと中小企業の違いといった内容など、かなり真面目な議論が展開されました。

質問タイムには、議論が白熱しました。

大学生の方からの質問。

「身の回りで起業したいという友達が何人かいて、最初はベンチャーなどの起業家に師事して学んだ後に、自分で起業するという意見が多いが、そういった若手へのアドバイスを頂きたい」

「まずはやってみることが大切。最初は失敗することが多いが、一度失敗したら、二度繰り返さないこと。そうやって学び成長していくこと」

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起業とは何か、会社とは何かといったことを考える良い機会となりました。

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