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2018/10/17更新

近江商人の哲学 「たねや」に学ぶ商いの基本 (講談社現代新書)

182分

1P

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和菓子の「たねや」成功の哲学

和菓子業界が縮小していく中で、急拡大してきた「たねや」社長が、その商売の哲学とこれまでの成功した要因を紹介している一冊。


■夏のたねや、冬の虎屋
夏は菓子屋の鬼門である。暑いと甘いものが食べたくなくなるし、甘党の人でも食べる個数が減る。これは和菓子、洋菓子で違いがない。お歳暮、クリスマス、正月などの集中する年末年始が、菓子屋の繁忙期である。そこから、ひな祭り、GWぐらいまでは和菓子が売れる。しかし、その後秋に栗が出てくるまでは閑散とするのが普通である。

たねやの先代の父は、これではダメだと考え、夏でも食べたくなる菓子を開発し、水羊羹や梅ゼリーが大ヒットした。関西と関東ではお盆がズレていることも幸いし、仏前にお供えする和菓子が両方の時期に売れた。夏向けの商品を充実させたライバルがいなかったこともあり、夏はたねやの独壇場になった。20年ぐらい前からは、デパートの方々から「夏のたねや、冬の虎屋」と言われるようになった。いまや1年間で最も売上が多いのが、5月連休明けから8月半ばまで。これは業界的に非常に珍しい。

さらに比較的弱かった1月と2月も、最近、クラブハリエ(洋菓子部門)のチョコレートが好調なことで、カバーした。和洋菓子を展開することで、売上が安定している。

超短要約

■現代の近江商人
利益を追うことしか考えなければ、いつかは破綻する。目先の利益を追うのでなく、まずは相手が喜ぶことを考える。細く長くであっても、組織が永続することを優先する。ビジネス相手だけでなく、それ以外の人々の利益も考える。

社員にも常々「数字ばっかり見るな。お客様を喜ばせることだけ考えろ。お客様の顔だけ見ていれば、数字は後からついてくる」と言ってる。商いの基本はそこにあるというのが、我が家に伝わる教えである。

著者 山本 昌仁

1969年生まれ。たねやグループCEO 滋賀県近江八幡市、和菓子屋「たねや」創業家の十代目。19歳より十年間和菓子作りの修業を重ねる。25歳のとき全国菓子大博覧会にて「名誉総裁工芸文化賞」を最年少受賞。 2002年、洋菓子のクラブハリエ社長、2011年たねや四代目を継承、2013年より現職。

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土井 英司

章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
まえがき p.3 6分
第一章 たねやはなぜウケたのか p.17 26分
第二章 なぜ世代交代は成功したか p.63 29分
第三章 ラコリーナの思想 p.113 21分
第四章 「三方よし」をどう生きるか p.149 22分
第五章 たねや流「働き方改革」 p.187 25分
第六章 変わるもの、変わらないもの p.231 13分

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