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2017/09/18更新

2030年ジャック・アタリの未来予測 ―不確実な世の中をサバイブせよ!

161分

2P

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2030年の人類の未来はどうなるのか

欧州を代表する知性と言われるジャック・アタリ氏による、2030年の世界予測。現在の行き過ぎた資本主義が、やがて人々を激怒させ、2030年には世界は大混乱に陥ると警告する。


■死をいかに管理してきたか
グローバリゼーションが幸福をもたらすという見通しは疑わしい。大きな成功を収めたとしても、失敗は成功に重くのしかかり、人類の大半は耐え難い現実に直面し、未来は邪悪な活力を得る。手をこまねいていれば、我々は経済、社会、エコロジー、政治、軍事などの面で、最悪の事態を迎える。諸悪の根源は何か。

古今東西、社会秩序は生者が死に与える意義に基づいてきた。どの社会でも太古から死を耐え難くないものにしようとしてきた。特に権力者たちのために儀式を行い、生贄を捧げ、そのための財源を確保してきた。少なくとも12世紀以降、西洋では人々は死とのそうした関係を、死後の世界の意義ではなく、希少な財のの管理において扱うようになった。その中でもますます希少になるのが時間だ。時間は、現世の管理において、最大限の自由を探求するという形で扱われるようになった。なぜなら、自由になればなるほど、時間をはじめとする希少な財をもっと手に入れようとするからだ。

超短要約

何の対策も講じなければ、「歴史」という尺度からするとすぐにでも、つまり、1年、10年、15年後には、人類の際限のない粗暴によって、新たな展開が訪れる。いずれにせよ、2030年までに破局にいたるのは間違いない。

世界中で、自由を名目に市場のグローバル化が容認された。つまり、マネーが社会を支配することが放置された。そのような社会では、すべての価値は価格で表示され、エゴイズムと貪欲さだけが掟となり、裏切りと破壊が横行する。すなわち、本来であれば世の中に意味を付すはずの、マネーとは異なる倫理や行動規範はお払い箱になる。ところが、個人ならびに社会全体に安全や自由をもたらすはずの法律がグローバル化されることはない。こうして世の中はますます市場に支配されるようになる。

特に自然破壊や気候変動を促す生産活動を制限したり誘導したりする規則は一切ない。富の偏在を解消させる仕組みは存在しない。さらなる政治力を獲得する高齢者が、潜在能力を発揮する機会を失い続ける若年者に対し、これまで以上に負担を押し付ける。要するに、他者の幸せは自分の得になるのだと、人々にわかってもらえるような社会的な雰囲気にはならない。

人類が倫理観を変化させ、世界中で人々が次世代の利益を重んじる利他的な活動を行い、そうした活動が広く認知され、人類が利他主義者たちの必要とする地球規模の法規範の制定を支援しなければ、人類はまたしても壊滅的な事態に陥るだろう。これらの難問に対する取り組みが遅れれば遅れるほど、現実、自然、人類の逆鱗は強烈なものになる。我々の社会は、世界中で暴力が吹き荒れる「憤懣」の社会構造」になったのである。そのような社会では、一握りの個人だけが巨額の富を手に入れる。こうして人々の不満は爆発寸前になる。彼らは、憤懣が高じて万人の万人に対する闘争に身を投じるようになる。

著者 ジャック・アタリ

1943年生まれ。経済学者 1981‐1990年、ミッテラン政権の大統領特別補佐官を務め、多くの次世代の人材を育てた。1991‐1993年、「ヨーロッパ復興開発銀行」の初代総裁となる。 1998年にはNGO「プラネット・ファイナンス」を創設し、現在も途上国支援に尽力している。 2007年、サルコジ大統領に依頼され、大統領諮問委員会「アタリ政策委員会」の委員長となり、21世紀に向けてフランスを変革するための政策提言を行なった。

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章の構成 / 読書指針

章名 開始 目安 重要度
Introduction p.10 5分
第一章 憤懣が世界を覆い尽くす p.18 46分
第二章 解説 p.97 7分
第三章 九九%が激怒する p.110 37分
第四章明るい未来 p.175 18分

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