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2014/04/28更新

申し訳ない、御社をつぶしたのは私です。

265分

5P

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「戦略計画」は何の役にも立たない

戦略策定の実行における問題は、戦略策定は、今後の経済状況や、業界の変化や、競合他社の動向や、顧客のニーズを予測できる事が前提となっている点だ。しかし、そんな事がまともにできる人間はいない。将来を予測するのが仕事の世界的な経済学者にしても、リーマンショックを予測した者は皆無に等しかった。にもかかわらず、将来を予測し、将来の事業構想にしたがって計画を実行に移すのが、ビジネスのベストプラクティスとして、企業が成功するために必要な事とされている。戦略の開発および実行の現状を要約すればこうなる。

①将来を予測する
②予測に基づき、大胆なストレッチ目標を設定する
③周囲の人々を説得する。一般従業員らも同じ目標に向かって努力するように
④目標達成に向けて邁進する
⑤成功を祝う

会社が潰れるのも、従業員が職を失うのも、こんな考え方のせいなのだ。明らかに、こんなものは企業の将来を計画するための正しい方法とは言えない。問題は、人々が戦略計画=解決策だと信じてきた事にある。だが、計画自体にはほとんど価値はない。計画を立てる過程にこそ価値があるのだ。業界の動向や経済シナリオ、競合企業の強みと弱み、消費者の声などをしっかり把握する事により、洞察と知恵をもって意思決定を行う事ができる。その事をわきまえていれば、企業は様々な状況変化に応じて柔軟に対応し、大きなチャンスに気付くようになる。1つの計画に縛られてしまえば、考え方は狭くなり、計画を立てる事は考え方を広げてくれる。

戦略開発の価値は完成した紙の報告書にある訳ではない。自分達で学び発見するプロセスにこそ価値がある。目まぐるしく変化する世の中に対して的確に対応するための知恵を身につける事を目標とすれば、様々な事業機会が現れた時に、見逃さずにとらえる事ができる。ビジネスの成功は、業界の将来を予測し市場の方向性を決定づけたりする事ではなく、大きなチャンスを見逃さずにとらえる事にある。

コンサル頼みから抜け出す方法

個々の人の事を考えれば、人間は必ずしも理性に従って行動する訳ではないとわかっているのに、人間を集団としてとらえると、なぜか非理性的な部分は見えなくなり、理性的に行動するものと考えてしまう。実際、企業経営は科学ではないから「答え」などないし、「ソリューション(正解)」など存在しない。にもかかわらず経営理論は、多数の方法論やあらかじめ用意されたソリューションでできており、成功への手順を指示するのだ。

以下は新しいプログラムや取り組みが組織の役に立つかを判断する物差しである。次の4つの内1つでも該当すれば良い。

①社員同士の交流を改善する
②判断力を強化する、または考え方を広げる
③社員が生活を楽しめる環境をつくる
④顧客の生活を豊かにする